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2015年3月18日 (水)

ロシアという侵略国家が、いざと言うときには、核兵器を使う国であることが明白になった

鳩山由紀夫氏はロシアによるクリミア併合問題で「(クリミアの・注)直接住民の意思を確認し、編入の是非について判断してゆく」「民主的に行われた住民投票により領土問題が解決したことは、世界史上、画期的な出来事だ」と言った。

 

これは、一見合理的で民主的な考え方のように思えるが、侵略を正当化させる実に危険な議論である。

 

こうした議論は、ロシアが北方四島に今住んでいるロシア人による「住民投票」とやらを行って、住民がロシア帰属に賛成したとして、北方四島の領有を宣言することを許してしまう。共産支那が自国民を尖閣や沖縄に大挙上陸侵入させて「住民投票」とやらを行い、尖閣・沖縄の領有を宣言することを許すことになる。韓国が竹島を不当に占拠している兵隊たちに「住民投票」とやらをやらせて、竹島の領有を宣言することを可能にする。

さらにロシア・プーチン大統領は、これまでクリミアの編入について、20143月の住民投票を受けたものとしていたが、プーチン大統領は315日に放送されたロシア国営テレビの番組で、ロシア寄りのヤヌコビッチ政権が崩壊した20142月の時点で、すでに編入の方針を決めていたことも明らかにした。

 

プーチン大統領は、クリミアの併合を決めたのはウクライナの政変の直後で、クリミアに駐留するウクライナ軍を武装解除させるため、「軍の参謀本部の特殊部隊や海兵隊を派遣していた」と述べた。プーチン大統領はこれまで、「住民投票の結果を受けて編入を決めた」としてきたが、この説明を事実上覆し、軍事力も利用してロシアに併合する方針だったことを認めたのである。

 

つまり「住民投票」は、クリミア編入を正当化する手段にすぎなかったのである。しかもプーチンは、併合に際して、軍に核戦力の準備を指示していたことを明らかにした。

 

共産支那によるチベット侵略支配・内モンゴル侵略支配・東トルキスタン侵略支配は、多数の漢族をチベットや東トルキスタンに移住させることによって実現した。これまでの他国の領土の奪取、侵略の口実に「住民の意思」「住民投票」が利用されてきたのである。

 

こうしたロシアによる武力侵略を事実上擁護したのが鳩山由紀夫氏の今回の訪問と発言である。しかも鳩山氏は、ロシア政府高官に会見したにもかかわらず、わが国固有の領土北方領土(南樺太全千島)返還を要求しなかった。少なくとも「要求した」という報道はない。また、シベリアにおける日本人大虐殺に強く抗議すべきでしたが、そうしたことは報道されていない。

私達は、ロシアの侵略国家としての本質を見抜き、今回の鳩山氏の言動を厳しく批判するとともに、断乎として領土奪還の運動を展開していくべきである。さらに、ロシアという侵略国家が、いざと言うときには、核兵器を使う国であることが明白になったのである。ロシアと国境を接し、領土を奪われているわが国は、ロシアからの核攻撃を抑止するために、核武装をしなければならない。核武装こそが、自主防衛体制の確立である。

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