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2015年2月26日 (木)

國體精神に立脚した憲法に回帰すべし

 日本は、現御神日本天皇を中心とし、天地の神々が生き給ふ國である。それは、わが國の歴史を見れば、否定することは全く不可能な事實であり、建國以来のわが國體である。

 

 わが國の悠久の歴史の中に築かれた不文の國體に、憲法の条文なり思想が合致してゐなければならない。日本の傳統精神・國家観・人間観を隠蔽してゐる元凶は『現行占領憲法』である。

 

 終戦直後、國際法の禁を破って押し付けられた『現行占領憲法』の無効を確認し、わが國の國體精神に立脚した憲法に回帰しなければならない。それが、独立國家としても、憲政のあり方としても、至極当然な道理である。

 

 今日の多くの政治家や憲法學者やマスコミは、相変らず外来思想である「君主と対立する人民が國家の主権者である」といふ「國民主権論」をとり、わが國の國家傳統の破壊してゐる。それが一般國民の常識となって浸透してゐることは實に以て、國家存立の基礎を揺るがす事實である。

 

 祭祀国家日本の祭り主である日本天皇は、常に国民の幸福を祈る祭り主なのであるから、国民と相対立する存在ではないし、日本天皇は国民を力によって支配し隷従せしめる存在ではない。国民と共に神に祈り、神を祭り、神の意志を国民に示し、また国民の意志を神に申し上げ、国民の幸福の実現を最高の使命とされるお方が天皇である。つまり君主と民は「和」「共同」の関係にあるのであり、対立関係ではない。こうした天皇中心の日本の国柄を「君民一体の日本国体」というのである。このような日本の国柄は、歴史のあらゆる激動を貫いて今日まで続いてきている。

 

ところが外国では、太古の王家も古代国家もそして古代民族信仰もとっくに姿を消し、その後に現れた王家は武力による征服者であり、その後に現れた国家は権力国家であり、その後に現れた信仰は排他的な教団宗教である。古代オリエントや古代シナにおいては、祭祀を中心とする共同体が武力征服王朝によって破壊されてしまった。共同体を奪われ祭りを喪失したよるべなき人々は、貨幣や武力に頼らざるを得なくなり、権力国家・武力支配国家を形成した。

 

 それに比してわが日本は、古代からの祭祀主を中心とする共同体国家が、外国からの武力侵略によって破壊されることがなく、今日も続いている唯一の国なのである。皇室祭祀だけでなく、全国各地で一般国民が参加する祭祀が続けられている。まことにありがたき事実である。

 

そして今日においても、神話の世界のままに、天の神の祭り主の神聖なる御資格を受け継ぎ給う天皇を、現実の国家元首と仰ぎ、国家と民族の統一の中心として仰いでいる。これは日本の麗しい自然と稲作生活が完全に滅びない限り続くであろう。こうした事実が、西洋諸国やシナと日本国との決定的違いである。

 

 長い歴史において様々な変化や混乱などを経験しつつも国が滅びることなく統一を保ち続けたのは、天皇という神聖権威を中心とする共同体精神があったからである。日本という国は太古以来の伝統を保持する世界で最も保守的な国でありながら、激しい変革を繰り返して来た国なのである。その不動の核が天皇である。

 

 この麗しい国体が戦後現行憲法によって隠蔽されている。西洋諸国の外国の国家観・君主観・権力論を基本にした『現行占領憲法』は、祭祀国家・信仰共同体日本の国柄の精神を正しく表現していない。というよりも、『現行憲法』は、天皇の国家統治を、西洋の絶対君主の暴力的支配と同一視し、国家は個人の暴力的抑圧装置であるとし、天皇及び国家は「個人の敵」であるという考え方に立って押し付けられた憲法である。そして、「民主化」「個人の幸福」「日本の健全な発展」のためには、天皇の「地位」を低め「権能」を弱めることが必要であるという意識のもとに、欧米の政治思想である「国民主権論」が採用されている。

 

 こうした『現行憲法』によるわが国の建国以来の国柄の隠蔽が、国家の解体・家族の解体・道義の頽廃を招いているのである。

 

日本の伝統的国家観・君主観とは絶対的に相容れない原理で成り立っている『現行憲法』が長く続けば続くほど、麗しい伝統的な日本の国柄が隠蔽され破壊され続けることとなる。これが現代の混迷の根本原因である。

 

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