« 千駄木庵日乗十二月二十三日 | トップページ | 萬葉古代史研究會のお知らせ »

2014年12月24日 (水)

コンラート・アデナウアー財団日本事務所主催『国際会議・エネルギー効率ー日欧における今後の可能性』における登壇者の発言

九月三十日午後五時より、永田町のザ・キャピトルホテル東急にて、コンラート・アデナウアー財団日本事務所主催『国際会議・エネルギー効率ー日欧における今後の可能性』開催。

登壇者の発言は次の通り。

コンラート・アデナウアー財団代表・パウル・リナーツ氏「安全で手頃な値段のエネルギーは大事。『今世紀はアジアの世紀』が実現するとこの世の中は大変。インド・中国・フィリッピンの国民が欧米諸国と同じように自動車を買うと、エネルギー消費は大変。先進工業国のエネルギー市場の改革について考えたい。政治的法的側面も見て行きたい」。

 

山崎琢夫氏(経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部電力改革推進室企画官)が「日本におけるエネルギー市場の改革」と題して講演し、「三・一一以来五十基の原発が全て閉鎖された。電力小売価格も高騰。化石燃料のコストが上昇。国民は原発ゼロを主張したがっている。何時、何基が再稼働するか分かっていない。古いガス炊きの発電所に取って代わられている。それによってエネルギーの効率稼働によってどうにか埋め合わされている。日本には十社の電力会社がある。一部自由化を進めている。周波数が二種類ある。日本の市場はあまり競争力がない。三・一一以前から改革が必要とされていた。西から東へ送電することができないのが最大の問題。競争力が本当に重要。日本の電気料金の高コスト構造を無くすことは極めて重要。競争と安定供給を図る。エネルギー自給率が低い中で、バランスの取れた多様なコストの低い電力を供給したい。北海道は最初のステップは再生可能エネルギーで豊富なエリアにならなければならない。水力のエリアには北海道は適していない。経産省においては基本的に新たな技術で原発の安全性を高めるために努力して来た」と語った。もし東電が倒産したら日本国民が非常に大きなコストを負担しなければならない。だから政府は東電を支援する目的で福島の被災者への支払いを決定した。東電が倒産したら、福島人々がより困難に陥る。日本は五十年ガバナンスを失って効率性を失ったので改革を決意した。電力会社・原子力発電を減らすことは明確にしている」。

ボール・ミッドフォード氏(ノルウェー科学技術大学教授)は「欧州における再生可能エネルギー開発ースカンジナビアを例にー」と題して講演し、「日本はコンセンサスとしては原発廃止が多い。再生可能エネルギーの割合を上げるためには貯蔵の問題を解決しなければならない。太陽光発電はコストが下がってきている。洋上風に力を入れている。日本は太陽光のキャパが伸びている。ノルウェーは九八%が再生可能エネルギーになっている。電力を輸出している。ノルウェーには大規模の水力発電がある。北欧三国と電力供給がつながっている。安倍氏は原発について楽観的であった。出来るだけ活用していこうとしていた。しかし国民の支持を失いたくないので、国民の反対を呼び起こすことはしないと思う。日本の電力市場の自由化が重要。競争を導入することによって一社が倒産すれば他社が代れば良い。日本は原子力のシェアをもっと下げて再生可能エネルギーのシェアを高めるべし。これはそんなに難しい事ではない。ソーラー発電も大きく成長している。日本は政策を変えるのは早い。三・一一以後六カ月で原子力政策は大きく変った。我々は日本を羨望の目で見ている。日本は早く意思決定できる」。

 

ゲルハルト・ファーソル氏(ユーロテクノロジー・ジャパン代表取締役社長)は「日本のエネルギー効率ーヨーロッパの視点と協力の可能性」と題して講演し次のように語った。「日本国内の原子力発電を予測するのは難しい。しかし日本企業は日本企業は国外における原発に行動的。日本は発電と蓄電の特許を多く持っている。もっと大きな実験的再生エネルギー蓄電の工場をつくるべし。水力発電の貢献度を日本全国で二倍にすればいい。ヨーロッバの鉄道は惨憺たるもの。日本はうまく行っている。政府が鉄道会社を援助している。福島事故の後、日本国民はエネルギーは自分自身の問題だと分かった。自治体同士がどうやって協力してエネルギーを責任を持って供給していくかを考えるようになっている。日本はバッテリー・電気自動車などかなりの技術を持っている。三・一一以後停電が無かったのは国民の規律がとれてゐたから。日本人は尊敬できる」。

|

« 千駄木庵日乗十二月二十三日 | トップページ | 萬葉古代史研究會のお知らせ »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/60856553

この記事へのトラックバック一覧です: コンラート・アデナウアー財団日本事務所主催『国際会議・エネルギー効率ー日欧における今後の可能性』における登壇者の発言:

« 千駄木庵日乗十二月二十三日 | トップページ | 萬葉古代史研究會のお知らせ »