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2014年11月 3日 (月)

真庭・庄原・安藝高田への旅の歌 その二

走り行く自動車より見ゆる湖は秋の日の下紺碧にして

 

山奥の茶屋に働くをみな二人語らひながら落ち葉掃きゐる

 

日の光降りそそぐ山の頂の大いなる巖に神ゐますといふ

 

天津日を面上げて仰ぐ山の上 日の本の国に生まれ来し我

 

雨の降る山のいで湯に友どちとしみじみとして語り合ふ幸

 

耕して天に至るといふ言葉そのままの眺めに手を合はせたり

 

稲刈りが終りし田んぼのそばに建つ小さきみ社を拝ろがみにけり

 

遠く来て高き山登り仰ぎたる大いなる巖は神宿ると言ふ

 

山頭火の句を思ひつつ青き山重なる景色を眺め行く旅

 

雨の中杉の大樹を仰ぎたり 命の柱の如き大樹を

 

広らなる山々の景色眺めつつ自動車に乗り走り行く旅

 

登り行く山道に響く川の音強く激しく清らなりけり

               ○

 

秋の夕日はつるべ落としといふ言葉肯ひにつつ暗き道を帰る

 

政治的論議を交はせし後にして萬葉の歌を讀みてやすらふ

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