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2014年11月 2日 (日)

この頃詠みし歌

「天地玄黄」といふ言の葉を繰り返し書きたることを思ひ出しをり

 

都の空 秋とはなりて晴れわたり 青さ目にしみる心地良さかな

 

「光あるうちに歩め」といふ言葉しばらく繰り返し口ずさみをり

 

朝な朝なベランダに立ち太陽を仰げば命あらたまるなり

 

新たなる日を迎へたる朝にして太陽の光燦々と照る

 

夜の更けに中天に浮かぶ満月を仰ぎて一茶の句を思ひ出す

 

秋津島大和の国は台風の多く来る國まさきくありこそ

 

台風は汚穢を祓ひ清むると見直し聞き直し神に祈らむ

 

みんなみより上り来るなる台風が日本列島を祓ひ清める

 

三波春夫の「五輪音頭」を口ずさみ五十年前を偲びつつをり

 

母上と語らひながら菓子を食すこのひと時の楽しかりけり

 

買ひて来し菓子を美味しと食したまふ母の心をうれしと思ふ

 

富士山が冠雪したりといふニュース見つつ思へり御嶽山頂

 

真青き空仰ぎてさやかな秋の午後 谷中霊園に友ら集へり(来島恒喜烈士墓前拝礼)

 

晴れわたる青空の下 谷中なる霊園はのどかに光あふるる()

 

わが部屋は書物だらけとなりにけり二十近くを住み続け来て

 

桜咲き晴れわたりたる四月十日 昨日の如くに思ひ出さるる

 

我はしも中学一年生たりし時 御成婚に国民歓呼す

 

丹波なる友より贈られし松茸を美味し美味しと食す朝かな

 

谷中寺町夜空に浮かぶ三日月を仰ぎつつ歩む静かなる時

 

友の営む骨董店の前を通り谷中の町を酒房へと急ぐ

 

争ひと対立の世の秋の夜 弓張月は静かに浮かぶ

 

友と二人もつ焼き食し語らへる秋の夜にはお湯割りが良し

 

おのづから汗は出で来る 深まりし秋なれど吾は肥満体ゆゑ

 

暑き日も寒き日も机に向かひつつもの書きてゐる我にしありけり

 

 

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