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2014年10月16日 (木)

公明党・山口那津男代表による高市早苗総務大臣批判を糾弾する

高市早苗総務大臣は14日午前の閣議後の記者会見で、17日から始まる靖国神社の秋季例大祭の期間中に、靖国神社に参拝する意向を示した。高市氏は「時間の合うタイミングで参拝させていただきたい。毎年、春も夏も秋も、そして折に触れ、1人の日本人としてご英霊に感謝と尊崇の念をささげてきた」と語ったという。結構なことである。高市氏の姿勢を高く評価したい。

 

しかるに、報道によると、公明党・山口那津男代表は、民放のラジオ番組で、「安倍総理が来月のAPECにあわせて日中首脳会談を行ないたいという意向があり、政党や議員なども環境整備に向けて努力している。個人の考えはあってもいいが、外交的な課題を引き出してしまうことは避けるべきだ」と述べ、「日中首脳会談」実現のため靖国参拝は控えるべきだとの考えを示した。

 

『現行日本国憲法』第二十条には「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する」書かれている。そして公明党は、声高に「憲法擁護」を叫んできた。

 

高池氏が、英霊の祀られている靖国神社に「1人の日本人として」即ち国民の一人として参拝することに対して、「政治問題」「外交問題」を持ちだして、「参拝を控えるべきだ」などというのは、文字通り他人の「信教の自由]を侵害する発言である。

 

市井の一般国民がかかる発言をすることは、「表現の自由」であるから致し方のないことかもしれないが、山口那津男氏は、参議院議員であるだけでなく、今日唯今政権を担っている公党の党者であり、政権与党の代表である。即ち、強大なる国家権力・政治権力を有する人物である。政治権力者が、「1人の日本人」即ち「国民の一人」が靖國神社に参拝することを「控えるべきだ」などと発言するのは、明らかに重大なる違憲行為である。

 

こういう発言をする政治家がいるから「靖国神社参拝」という純粋な慰霊行為、信仰行為が政治問題なってしまうのである。

 

 創価学会・公明党は、会員に靖国神社参拝を許さない。しかし、創価學會の牧口常三郎初代會長は、戦時中「吾々は日本國民として無条件で敬神崇祖してゐる。…神社は感謝の対象であって、祈願の対象ではない。吾々が靖國神社に参拝するのは『よくぞ國家のために働いて下さった、有難うございます』といふお礼、感謝の心を現はすのであって、…」(昭和十七年発行『大善生活実証記録』)と講演している。牧口初代會長は、靖國神社に参拝していたのである。創価學會公明党のの靖國神社不拝論は牧口氏の意志に反するものである。

 

 創価學會公明党が靖國神社のみならず全国各地の神社に会員が参拝することを許さないのは、「法華経が広まっていない間は天照大神などの日本の神々は國を捨てて天上に去り、神社や神札には悪鬼邪神がすみついている」という『神天上の法門』と称する日蓮正宗及び創価学会の荒唐無稽の教義に基づくのである。

 

 しかし、神が天上に上られて神社に住みたまわないのであるならば、日蓮上人は何故文永八年(一二七一)の竜口の法難で刑場に向かう途中、鎌倉鶴ヶ岡八幡宮の社頭で「イカニ八幡大菩薩ハマコトノ神カ…イタシオボシメサバイソギイソギ御計ヒアルベシ」という諫言を行ったのであろうか。中世仏教の開祖といわれる人々の中で日蓮上人はもっとも敬神の念の厚い人であった。『神天上の法門』は日蓮の教えを曲解したものである。

 

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