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2014年10月26日 (日)

真庭・庄原・安芸高田への旅の歌

午前五時に起床せしかば真っ暗でまだ真夜中の街でありたり

 

シャワー浴び急いで仕度を済ませし後 家を出づればやや明るみぬ

 

タクシーで東京駅に着きにけり慌ただしくもすでに人多し

 

激しき雨降り来る道を友どちの操る自動車で走り行くかな

 

土砂降りの雨の中をば走り行く自動車の運転過たずあれ

 

真庭といふ町に来りて焼きそばと揚げ出し豆腐を美味しと食す

 

山里に来りて食すおこわ飯美味し美味しと頬張りにけり

 

大き樹木仰ぎて深く息を吸い込みぬ強き命を賜らんとて

 

いそのかみ古杉の大樹を仰ぎつつ大いなる命にわが魂(たま)振ふ

 

はるばると来たりし蒜山(ひるぜん)といふ里に大樹を仰ぐ時のすがしさ

 

雨にけぶる山々眺め 大いなる自然の命を拝ろがみにけり

 

勢いよく流れてやまぬ清き水 砕け散りつつ岩乗り越える

 

たまきはる命を誇るごとくにも屹立しゐる樹木見上げる

 

川に沿ひ登り行くなるわが耳に 聞こえ来るなる激しき水音

 

谷川の音さやかなり岩にあたり激しく割れて流れゆきつつ

 

山の宿に久方ぶりに会ひし友と語らひ過ごす秋の夜かな

 

山の宿のいで湯につかり旅の疲れ癒しつつ静かにもの思ひをり

 

山の宿の窓辺に坐せばしんしんと山の霊気が迫り来る如し

 

はるばると訪ね来たりし真庭なる山中に聴く清き水音

 

これやこの眞名井の水と名付けられし清きを汲みて口にふふめり

 

雨にけぶる過疎の村里の静寂のただなかに立つ秋の旅かな

 

高光る日輪仰ぐ山頂に強き光が降りそそぎゐる

 

高光る大日輪を仰ぎたり安芸の國なる神の山にて

 

神の命籠れる巖を拝ろがみぬ大日輪の輝ける下

 

山国の小学校の校庭の奥に鎮まる神やしろかな

 

友どちは険しき山道登り行き我は途中で引き返し來ぬ

 

龍神が住みゐるといふ山の池 白き靄立ち静かなりけり

 

山々に囲まれし里をめぐり行く旅人の心は癒されてゆく

 

 

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