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2014年10月18日 (土)

『現行占領憲法」に正統性はない

憲法は「不磨の大典」と言われるが、「不磨」であるべきなのは、「國體法」である。「政体法」は必要に応じて改正されるべきである。すなわち、天皇を君主と仰ぐ國體は絶対に変革されてはならない。しかし、政体は民の幸福のためになるのならどんどん変革すべきである。

 

今日、「現行憲法」の「三原理」が「不磨の大典」のように論じられている。近年各方面から出された「改憲草案」はそのほとんどが「現行憲法」の「三原理」を継承している。

 

しかし、「現行憲法」の「主権在民論」こそ、日本の國體を隠蔽し破壊する元凶である。「現行憲法」の「平和主義」こそ、日本の国防体制確立を阻害し日本国をして他国の属国たらしめる元凶である。「現行憲法」の道義精神不在の「人権論」こそ、国民の頽廃の元凶である。「現行憲法三原理」の否定なくして「憲法改正」にも「自主憲法制定」にもならない。

 

法治国家の国民である以上、法は守らねばならない。しかし、今日の日本は成文法の根幹たる「憲法」が正統性を失っているのである。現代日本の混迷と堕落と危機の根本原因の一つはここにある。

 

現行占領憲法は制定当初から正統性がなかったのである。それは、「現行憲法」が「帝国憲法」を改正したものだなどという自体が欺瞞だからである。天皇大権が占領軍の隷属の下にあった占領期間中の改憲は「摂政を置くの間之を変更することを得ず」という「帝国憲法」の条項に明確に違反しているのである。

 

終戦後六十年以上を経過して、愈々益々終戦直後の、戦勝国によるわが國の伝統破壊・弱体化政策を原因とする様々な問題が噴出してきている。しかもそれは、わが国存立の根幹をも揺るがしかねない事態となっている。

 

「占領憲法」の「平和主義」「国際協調」とは、「我が國は侵略戦争をした悪い國であった。今後は武力・戦力・國軍を持たない。侵略阻止のための武力行使はしないし、国防戦争もしない」という敗北思想である。

 

「国民主権論」は、西洋や支那大陸のような君主と人民とが「國家意思を最終的に決定する権限」を奪い合った歴史は全くない君民一体の信仰共同体たるわが國の國柄と絶対相容れない國體破壊につながる思想である。

 

「基本的人権の尊重」は、人権尊重・個の尊重を全てに優先させることはかえって人権を蹂躙し、個人の尊厳性を奪うことになった今日の我が國の荒廃の根本原因の思想である。

 

アメリカ製の「現行占領憲法」が、諸悪の根源になっていることは、多くの人々が指摘する通りである。それは「現行憲法」が、日本の傳統や文化とは相容れない西洋政治思想(主權在民論・契約國家思想・權力國家思想・西洋的君主論・個人主義・物質主義)に基づいており、日本國體・日本傳統精神を隠蔽しているからである。

 

憲法は成文化されたもののみではなく、歴史、伝統として形成されているが成文になっていないものがある。不文憲法といわれるものである。不文法とは、國體法と言い換えても間違いではないと思う。

 

國體法は憲法の一番基礎を成している部分であって、「立國の基本たる法」とも、「國家の根本法の根本法」とも定義づけることができる。これに対して政體法とは、國體法の基礎の上に定められた國家の統治組織や國家活動の原則や國民の権利義務などに関する基本的な定めを総称する。

 

日本國における成文憲法は、日本國の「國柄」に合致し、日本の傳統的な言葉で言えば日本國の「國體」を正しく表現していなければならない。つまり日本の傳統と文化と歴史に即した憲法でなければならない。

 

わが國は、立国の基本=不文憲法として君主國家である。これを共和制に変革することは革命によってのみできることである。成文憲法の表現・条文を戦勝國の圧力によって変えることで國體を変更し、君主制を共和制にすることなどできるものではない。君主國家が立国の基本であるわが國で、成文憲法に共和制ともとれるような表現がある場合、これを正すことが絶対に必要なのである。

 

日本の伝統的國家観・君主観とは絶対的に相容れない原理で成り立っている「現行憲法」が長く続けば続くほど、麗しい伝統的な日本の國柄が隠蔽され破壊され続けることとなる。これが現代の混迷の根本原因である。

 

「現行占領憲法」は、日本を永久の弱體化しておくために戦勝國=アメリカ占領軍が日本に押しつけた憲法である。今日における日本の変革とは、現行憲法を破棄し、正しき憲法を回復することなのである。「現行占領憲法」は一刻も早くその無効を確認し、日本國の建國以来の國柄へ回帰し、現代の混迷を打開しなければならない。

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