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2014年8月15日 (金)

日本の武士道は道徳・倫理精神と共にあった

「今はこう」「今はこれまで」と悟った時、日本のもののふ・武士は、まっしぐらに顧みることなく死ぬことを潔しとした。これが、日本的死生観である。日本武士道は中世において仏教や儒教道徳を基として発したものではない。『古事記』『萬葉集』の歌を見ても明らかな如く、日本武士道は神代から発した。

 

また、もののふのみち(武士道)は理論・理屈ではない。萬葉歌は飛鳥奈良時代の武士道を伝へてゐる。それは語られず書かれざる掟、不言不文であるだけに實行によって一層効力を認められる。理論・理屈を好まない日本人らしい道徳律が「もののふの道」・武士道なのである。

 

日本の伝統の根幹たる和歌も祭祀もそして武道も理論・理屈ではない。「道」であり「行ひ」である。そして一つの形式・「型」を大切にし「型」を学ぶことによって伝承される。

 

そして武士道は、道徳・倫理精神と共にあった。武士は、日本國民の善き理想となった。武士は武家時代において民衆を武力で支配した階級とされるが、さういふ面はあったであらうが。武士は庶民の道義の手本でもあった。明治維新をはじめとしたわが國の変革を断行せしめた重要なる原動力の一つに「もののふの道」・武士道があった。

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