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2014年7月 4日 (金)

「現行占領憲法」の根本的欠陥

三島由紀夫氏は、天皇のご本質について「天皇は、われわれの歴史的連続性、文化的統一性、民族的同一性の、他にかけがえのない唯一の象徴」(『反革命宣言』)「われわれの考える天皇とは、いかなる政治権力の象徴でもなく、それは一つの鏡のように、日本の文化の全体性と、連続性を映し出すもの」(『反革命宣言補註』)「国と民族の非分離の象徴であり、その時間的連続性と空間的連続性の座標軸であるところの天皇」(『文化防衛論』)と論じてゐる。

 

『現行占領憲法』の「第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」といふ規定は、天皇の歴史的連続性・伝統性を否定し、天皇の尊厳性を隠蔽してゐる。そして、天皇・皇室は政治権力者・官僚の「操り人形」になる危険がある。現実にさうなりつつある

 

天皇は、空間的に日本国民を統合し結合される御存在であるのは、時間的・伝統的に、日本の伝統を継承され、体現されるご存在であるからである。「日本国の象徴」「日本国民統合の象徴」といふ規定は、天皇のご本質の半面しか表現してゐない。天皇の空間的統一性は表現されてゐるが、時間的連続性が表現されてゐない。

 

祭祀主としての伝統的な天皇のご資格・ご使命が正しく憲法に規定されなければならない。『大日本帝国憲法』の「大日本帝国は万世一系の天皇これを統治す」との規定は、天皇が日本国の「空間的統一性」と「時間的連続性」を正しく表現してゐた。

 

日本弱体化のために国民の皇室尊崇の心を希薄化しようとした占領政策にのっとった『現行占領憲法』は、否定されなければならない。そして、『記紀』『萬葉』以来の國體精神の伝統を復元し護持する事が最も大切である。

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