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2014年7月19日 (土)

祖靈・死者の魂を尊びこれをお祭りすることは日本民族の傳統信仰の基本

 日本人の傳統信仰においては、肉體が死ぬとは、肉體が元気がなくなり萎れてしまうことを言うのであって、人間の全存在が滅亡してしまうということではないのである。だから亡くなった方の靈魂が、「草葉の影から生きている人を見守っている」という考えが生まれるのである。 

 

 他界に生きている死者の靈を祭り報恩感謝の誠を捧げると共に、現世に生きる者たちを護りたまえと祈ることがわが傳統信仰として今日まで生き続けているのである。こうした日本民族の傳統的死生觀から、よみがえりの信仰・七生報國の志が生まれてきたのである。

 

 先祖の靈魂は、お盆や正月や春秋のお彼岸に子孫のいる家へ帰って来るという信仰が今日にも年中行事として生きている。肉體の「死」を人間の全存在の消滅とは考えず、祖靈・死者の魂を身近に感じているのがわが民族の死生觀である。  

 

 ともかく、祖靈・死者の魂を尊びこれをお祭りすることは、日本民族の傳統信仰の基本であり、道義心・倫理觀の根幹である。わが國民は、鎮守の神を敬い、亡くなった祖先の御靈を崇め、その御加護を祈ってきた。これが我々日本民族の生活の土台であった。しかるに、大東亜戰争敗北後、この「敬神崇祖」の精神が次第に希薄になってきている。

 

 その原因は、金や物さえ豊かならいい、今生きている自分さえよければいい、という金銭至上主義・唯物功利の考え方の横溢、そして制度さえ変革すればすべてが良くなるという左翼革命思想=共産主義思想に氾濫などであろう。その結果、今わが國の亡國への道を歩み続けているのである。

 

 内閣総理大臣が、靖國神社に公式参拝し、戦没者の靈に対して感謝の誠を捧げ、國家の安泰と世界の平和を祈ることは、道義が頽廃し、様々の面で混迷の極にあるわが國の再生・改革のためにまことに大切な行事である信ずる。

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