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2014年7月13日 (日)

今日における『脱亜論』及び『大アジア主義』

近代日本の歴史は「脱亜論」と「アジア主義」が交錯した歴史だったという説がある。

 

「脱亜論」とは、新聞『時事新報』に明治十八年三月十六日に福沢諭吉が書いた掲載された無署名の社説である。この論文は、「東アジアの悪友である清国と朝鮮国とは、隣国という理由で特別な関係を持つのではなく欧米諸国と同じような付き合いかたにして、日本は独自に近代化を進めて行くことが望ましいと結論し、「我れは心に於て亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり」と書かれている。明治日本は、変革の意志なく、「旧来の陋習」に固執する支那や韓国との関係は「謝絶」して、欧米との結びつきを強めるべきだという思想である。

 

「アジア主義」とは、欧米列強のアジア侵略植民地支配を打破するために、アジア諸国・諸民族が連帯し、アジアを解放しようという思想である。一口で言へば、『大西郷遺訓』に「文明とは道の普(あまね)く行はるるを言へるものにして、宮室の荘厳、衣服の美麗、外観の浮華を言ふには非ず。世人の西洋を評する所を聞くに、何を文明と言ひ、何を野蛮と言ふや、少しも了解するを得ず。真に文明ならば、未開の国に対しは、慈愛を本とし、懇懇説諭して開明に導く可きに、然らずして残忍酷薄を事とし、己れを利するは野蛮なりと言ふべし」といふ思想である。

 

今日において、この二つの思想と言うか考え方をどう学ぶべきか。わが国は、日清・日露戦争は勝利し、第一次大戦では戦勝国になった。その後、アジアでの影響力を強め、貢献もしたが、大東亜戦争で敗北した。今日及び今後の日本を考えるうえで、この近代日本の対外関係史から学ぶべきことは何であろうか。

 

今日唯今においては、結論して言えば、どちらの考え方も正しいのである。即ち、今日アジアを侵略し支配せんとしている國は共産支那である。そして韓国はその属国に成り果てようとしている。かかる「亜細亜東方の悪友を謝絶する」べきである。そして、他のアジア諸国およびアメリカと同盟関係を深めて、「中華帝国主義」のアジア侵略の野望を打ち砕くべきである。これが今日における「脱亜論」と言うよりも「脱支那論」である。

 

今日のおける「大アジア主義」は、「残忍酷薄を事とし、己れを利する」のみの共産支那のアジア侵略植民地支配を打破するために、アジア諸国・諸民族が連帯し、アジアを「中華帝国主義」の桎梏下から解放せんしする思想である。

 

アジア情勢は危機に瀕している。わが国は、自国の力を強めると共に、アメリカや東南アジア諸国との連帯を深めて、中華帝国主義に対処すべきである。「集団的自衛権行使容認」はその第一歩である。

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