« 千駄木庵日乗六月二十七日 | トップページ | 千駄木庵日乗六月二十八日 »

2014年6月28日 (土)

この頃詠みし歌

 

平和憲法などといふ欺瞞撃ち祓ひ 祖国を敵より守り行くべし

 

国内に国賊がゐて 国外に侵略者がゐる 祖国危うし

 

憲法が国を滅ぼすものならばそんな憲法焼き捨てるべし

 

祖国日本が危機に晒される時にしも欺瞞的平和論説く輩あり

 

大江健三郎が自転車に乗りて行くを見し四十年前の成城の町

 

中河邸を出で来れば大江健三郎自転車に乗る姿見えたり

 

すっかりと記憶うすれしわが母と語らひ過ごす時の切なさ

 

やや老いし面差しにして目をそらし去り行きにけり古き知人は

 

やうやくに晴れわたりたる大空に灼熱の太陽ギラギラと照る

 

日枝神社祭礼の旗の棚引ける弁慶橋に初夏の日眩し

 

大勢の人らと信号を渡り行く怖くないと思はず青信号ゆゑ

 

日暮里の駅前の蕎麦屋の入り行きビール飲み干す初夏の夕暮

 

愛らしき乙女が運び来たりける蕎麦ゆゑその味よろしかりけり

 

宜仁親王みはふりの庭に参り来て御霊おろがむ晴れし初夏の日

 

老いませる常陸宮殿下の御姿を遠く拝して胸迫るなり

 

すめらみくにのたふとき方々の眠ります豊島岡墓地の緑かがよふ

 

一筋の道などと気負ふにあらねどもともかく我は生きて来にけり

 

青葉若葉が命の盛りとかがよへる初夏の季節を我も生き行く

 

わが手持ち頬擦りをする老いし母を施設に置きて帰り来にけり

 

みんなみの島の果てなる岸壁に轟き寄せる波の音聞こゆ(摩文仁の丘を思ひ出して)

 

この国を守らんとして次々に斃れゆきたるつわものを思ふ()

 

街の空に雲動きゐるを見上げつつ心忙しく信号を待つ

 

好かれざるカラスといふ鳥がカアカアと鳴いてゐるなり電柱の上

 

癪に障ること多かりし一日が終らむとする時腹鳴りにけり

 

衣食足りて礼節を知るとは真実か菓子を食して心落ち着く

 

夢の中幼馴染と逢ひにけり懐かしきかなその面影は

 

二度と再び逢へざる乙女が夢の中に出で来て我と語り合ひたり

 

筆持てど歌の出で来ぬ今宵なり クーラーの音のみ部屋に響きて

 

夫妻仲良く店で働く姿をばうらやみにつつ酒を酌みをり

|

« 千駄木庵日乗六月二十七日 | トップページ | 千駄木庵日乗六月二十八日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/59887618

この記事へのトラックバック一覧です: この頃詠みし歌:

« 千駄木庵日乗六月二十七日 | トップページ | 千駄木庵日乗六月二十八日 »