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2014年5月29日 (木)

笹川平和財団主催シンポにおける北京大学教授の発言

本日行われた笹川平和財団主催公開シンポにおいて大変興味深い発言がありましたので報告致します。

 

朱鋒北京大学教授「日本の集団的自衛権行使は容認する。しかし、憲法改正をしないのは日本の民主主義に合わない。また集団的自衛権行使の狙いがが釣魚島であればそれは危険。緊張を増す。釣魚島に日本が軍を派遣すれば、中国も軍を派遣することになる。私は日本の法律改正を尊重する。日本を民主主義国家として尊敬する。しかし釣魚島を想定した法改正には悲観してしまう。

 

東アジアで中国はトラブルを引き起こすのか。国内が一体化することが大事なのに、戦略的忍耐力が必要なのに何故できないのか。その原因は。①中国の三十年間の発展が早すぎた。②中国の外交が国内のナショナリズム抬頭のとりこになっている。中国国民は中国外交が弱腰だと思っている。民意によって外交ががんじがらめになっている。③陸上では十五、海上では七つの国と国境を接しているという中国の特殊性。日本は明治維新以後近代国家に仲間入りした。国際法をきちんと理解している。しかし中国は一九四九年から今日まで、毛沢東の「革命の時代」・鄧小平の「改革開放の時代」・習近平の「中国の夢の時代」を経験している。中国と世界の関係を合理的に考える時代はまだ来ていない。中国外交はおかしな方向に飛んでいく。釣魚島問題は、中国にとって日清戦争後の歴史の一部である。日本は二千年に及ぶ隣国として中国をやさしく見てほしい。中国はまだ十八歳くらいの高校生。反抗期。グローバリゼーションか高まれば中国は成長する。これからの二十年が大切」。

 

干鉄軍北京大学准教授「憲法改正について他国がどうのこうの言うべき事ではない。危機管理にはガイドラインがある。ゼロサムの形で相手の譲歩を求めてはならない。

 

中国は後発組。発展したがダメージもある。既存の体制にとって発展する国は脅威となる。今の中国は発展が早すぎた。自分をどう位置付けるかはっきりしていない。外国に強硬なイメージを与えてしまう。一方、国内では弱腰という批判が起る」。

 

          ◎

共産支那の知識人にはこういう考え方を持つ人もいるということか。これが支那国民全体の共通認識になれば良いのだが…。しかし、共産支那の領土拡張・軍事的覇権確立の動きは世論に動かされているだけではなかろう。

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