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2014年4月14日 (月)

昭和天皇御製を拝し奉りて

わが国は大東亜戦争という正義の戦いに敗北した後、戦勝国によって日本弱体化政策が行なわれました。その日本弱体化政策が、花開き、実を結んでいる状況を呈しているのが今日の日本の体たらくなのです。これを何とかしなければ日本は滅びます。すでに神代以来の道義国家・神聖国家日本は滅びつつあると言わなければなりません。

 

戦後日本は、戦勝国の「日本つぶし」の嵐の中にあっても、たくましくそしてしたたかに生き抜き、経済復興を立派に遂げてきました。この戦後日本復興の原動力は、つねに日本国民の幸福を願われてきた昭和天皇の大御心であります。そして、戦前・戦中を生きぬいて来られた多くの先人・先輩の方たちの血と汗のにじむご努力をお蔭です。このことを私たちは忘れてはなりません。

 

昭和天皇様は終戦直後次のような御製を詠まれて国民を励まされました。

 

ふりつもるみ雪にたへていろかへぬ松ぞををしき人もかくあれ

 

 敗戦の悲しみ・苦しみを降り積もる雪に喩えられ、松の緑が雪に覆われても色を変えないで雄雄しくしているように、日本国民もどのような困難に遭遇しても、くじけることなく雄雄しく生きていくことを望む、という大御心を示したもうたのであります。有難き限りであります。

 

 今日、日本国が存在し、日本民族が生きているのは、実に昭和天皇の仁慈の大御心によるのであります。

 

 昭和天皇は、大東亜戦争末期、広島と長崎に原爆が投下され、ソ連が参戦し、愈々以って本土決戦しか戦う道がなくなった時、「自分の身はどうなってもいい。ただ民を救いたい」との大御心から、決然として『ポツダム宣言』受諾の御聖断を下されたのであります。あのまま戦争を続けていたなら、本土が戦場となり、わが国土は文字通り焦土と化し、大多数の日本国民が死に絶えたでありましょう。それを救われたのが昭和天皇なのです。この尊い事実を我々日本国民は永遠に忘れてはならないと思います。 

 

その時の尊いご心境を昭和天皇様は次のように歌われています。

 

爆撃にたおれゆく民の上をおもひいくさとめけり身はいかならむとも

 

身はいかになるともいくさとどめけりただたおれゆく民をおもひて

 

国がらをただまもらんといばら道すすみゆくともいくさとめけり

 

 昭和天皇は、国のため民のためならご自身はどうなってもいい、というまさに神のごとき無私のご心境で戦争終結をご決断あそばされたのであります。ここに、つねに国の安泰・民の幸福・五穀の豊穣を神に祈られる祭主・日本天皇の御本質を仰ぐ事ができるのであります。

 

 さらに大事なのは、「国がらをただまもらんと」と歌われていることです。わが国は、ただ単に領土と国民と主権さえあればいいという、建国以来日の浅い普通一般の国家ではないのです。日本独自の国柄すなわち、神代以来・建国以来の天皇を中心とする國體というものが正しく継承されていなければ日本国とは言えないのです。

 

天皇中心の日本國體とは、天皇が政治的支配者として国家権力の頂点に立つ国家のあり様という事では断じてありません。信仰的共同体としての日本の精神的中核の御存在であられる天皇、祭祀国家日本の祭祀主としての天皇を、上に戴いた長い歴史と伝統を持つ国柄のことをいうのであります。

 

つねにご自分を無にして、国の安泰・民の幸福・五穀の豊穣を神に祈られる祭主・日本天皇は、権力や武力で国家・国民を支配と従わせるという覇者ではあらせられず、祭祀主としての信仰的権威と御徳によって国民をしろしめしてこられたのであります。この「しろしめす」とは国民の意志や希望をよくお知りになるという意味であります。わが国は、天皇を中心として発展し統一を保ってきた国であります。

 

日本のように三千年の伝統を有する国は、その長い歴史と伝統と文化の核であるところの国柄・國體というものが破壊されてしまったら、たとえ領土と国民と主権が維持されても、日本は日本でなくなるのです。長い歴史と伝統を持つ国家とは本来はそうしたものなのです。

 

 昭和天皇が「国柄をまもらん」とお歌いになったのは、このかけがえのない日本国の國體が護持するために、たとえどのような苦難があろうとも茨の道を進んでいくとのご決意を示されたものと拝察します。

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