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2014年4月22日 (火)

日本傳統信仰は自然の中に神の命を拝む心・祖靈を尊ぶ心

日本傳統信仰は自然の中に神の命を拝む心・祖靈を尊ぶ心

 

わが國の神は「天津神、國津神、八百萬の神」と言われる。天地自然の尊い命であり、先祖の御靈である。日本傳統精神の本質は、自然を大切にし、自然の中に神の命を拝む心と、祖先を尊ぶ心である。日本傳統信仰は、日本人の農耕生活の中から自然に生まれた信仰で、天神地祇崇拝(祖先の靈と自然に宿る神を尊ぶ心)を基本とする。それは古代日本の稲作生活から発した大自然と人間の共生の精神でもある。

 

日本人は、自然の摂理に素直に随順し、人間と自然は相対立する存在とは考えない。人と自然とは生命的に一体であるとの精神に立つ。

 

わが國の自然を大切にする心=自然保護の精神は、歴史的にも文化的にも「神社の森」「鎮守の森」がその原点である。わが民族の祖先は、古代から神々の鎮まる緑豊かな「神社の森」「鎮守の森」を大切に護って来た。それは「鎮守の森」には、神が天降り、神の靈が宿ると信じて来たからである。「鎮守の森」ばかりではない。ふるさとの山や海に神や精靈が生きており、秀麗な山には神が天降り、神の靈が宿っていると信じて来た。

 

天皇の御祖先である邇邇藝命は高千穂の峰に天降られた。そして、富士山・三輪山・大和三山・出羽三山・木曾山など多くの山々は神の山と仰がれ今日に至っている。

 

さらに、海の彼方にも理想の國・麗しい國があると信じた。それが、海神(わたつみ)信仰・龍宮信仰である。海は創造の本源世界として憧憬され崇められた。

わが國傳統信仰は、自然の中に生きる神の命と人間の命とが一體となって結ばれる信仰である。それと共に自分たちの祖先の靈を崇め感謝し奉る信仰である。これを「敬神崇祖」といふ。

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