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2014年4月16日 (水)

アダム・ボーゼン氏(ピーターソン国際経済研究所長)の講演内容

二月二十四日に行われた笹川平和財団主催講演会におけるアダム・ボーゼン氏(ピーターソン国際経済研究所長)の『米国から見た「アベノミクス」』と題する講演内容は次の通り。

 

「日米にとって重要なのはお互いの経済を理解し対話すること。アメリカ人の中でアベノミックスに対し正式な見解を持っている人は少ない。私は長年いくつかの日本の政策について批判的だった。今は応援団の一員。今の日本の経済政策は良い。構造改革について優先順位も正しい。しかしもっとしっかりやってもらいたい。財政金融政策はうまく行っている。アベノミックスは一年強で順調に進んでいる。

 

長期的道のりにおいて、より高い税金でなければならない。女性がより良い就業機会が得られることを望む。保育所の数を増やす。企業において女性管理職を増やす。農業改革は殆ど全ての国でうまく行っていない。農業の効率化を進めるべしとアメリカは日本に要求している。対外的に力強くオープンな日本にするべし。そのために経済が大切。国が自らのために二本足で立つ。自由市場だが、市場の失敗に対しては対処していかねばならない。金融市場がその一つ。医療問題は取引される問題ではない。シェールガス産業はそれほど経済効果が期待できない。

 

日本における構造的変革が進行し、貿易赤字も進行し、日本のブランドが外国で生産されている。日本に新しいイノペーターが出て来ることを確信している。TPPは、共和党の多数派の合意を得なければならない。しかし選挙で媚を売るようなことは良くない。基本的にホワイトハウスで決定すべし。アジアの安定・法の支配を実現するのがアベノミックスの目的。日本は人を困らせるような発言をすべきではない。経済的利益にも関係する。意味もない不用意な発言をすべきではない。自分が良い気持ちになりたいために発言すべきではない」。

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