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2014年1月 3日 (金)

日本伝統信仰を基とした全人類の危機の打開

わが国には太古以来の信仰が今もわが国民の日常生活に生きている。祭祀は、日本天皇が行いたもう宮中祭祀によって今日ただ今も太鼓のままの生きた姿でくり返されている。

 

 伊勢の皇大神宮のように神殿も太古以来のまま今日の継承されている。伊勢の神宮の神殿は、二十年目ごとに必ずくり返される式年遷宮によって永遠に新しい姿に復元し生まれ変わる。古代の神殿が永遠に新鮮な姿で我々の眼前に立っている。

 

 あらゆる日本の文化の根底には伝統信仰・祭祀の精神がある。それは、天皇の祭祀と神社の祭祀を通して、今もなお国民信仰として脈々とその生命を伝えている。のみならず、現実に天皇及び御皇室の自然の命を慈しみたもう御精神と御行動そして神社の鎮守の森が、自然破壊と人心の荒廃を食い止める大きな力となっている。

 

 萬世一系の皇統は、高天原より地上へ、天照大御神・邇邇藝命・神武天皇から今上天皇へと時間を超えて一貫して連綿として皇道が伝えられている。 

 

 現代文明・文化は西洋文化・文明が主流となっている。現代文明とは、事物を科学の論理によって技術革新を行うようになった文明のことであるが、それは、産業革命以来機械技術の発達と資本主義そしてそれに反発するものとしての共産主義の発展を促し、経済至上・物質的豊かさ至上の社会を作り出した。

 

 そして、現代文明は、核戦争の危機・自然破壊・人心の荒廃・経済の破綻を見ても明らかな如く、既に頂点を越えて没落の時期に差しかかっている。

 

 現代文明・文化の欠陥を是正し、新たなる文化を形成するには、欧米文化偏重から東洋文化とりわけ日本伝統文化へと回帰しなければならない。自然の生命の循環と全ての生きるものの相互扶助の不思議な原理を生活の中で体験する農耕民族たる日本民族の信仰精神が世界の真の平和を作り出すであろう。

 

 一切の自然や人に神が宿るという大らかにして健全なる信仰精神たる日本皇道精神が、世界を救い、統合し融和して調和するのである。

 

 自由にして大らかなる日本傳統精神は、教条的で固定的な西洋思想・文化・文明に訂正と活性化を与える。

 

 日本伝統信仰は、大自然を尊ぶ。大自然から、人生を学び、生き方を学び、国の平和と人の幸福の道を学ぶ精神である。山・川・海・風・樹木・石等々全ての自然に神の命が宿ると信じる。また、人の命は神の命であると信じる。一人一人が「命(みこと)」なのである。一人一人が「日子(ひこ・日の神の御子)」であり「日女(日の神の姫御子)」なのである。

 

 日本人は、森羅万象ことごとく神ならざるものはないと考えた。こうした精神は排他独善の精神ではない。あらゆるものから学ぶべきものは学ぶのである。だからわが国は古来外来の文化を大らかに包容摂取してきた。

 

 人も国土も神から生まれた、神が生みたもうたと考える日本民族の信仰は、神が人間と自然を造ったと考える西洋一神教の創造説とは異なる。神と人間と自然とは対立し矛盾した存在ではなく、調和し、融和し、一体の存在であると考える。闘争と自然破壊に明け暮れる現代世界を救済するのには、日本伝統信仰が大きな役割を果たすと信ずる。これからの時代は、古代の日本より継承され、今日も生きている日本伝統信仰を基として全人類の危機を打開しなければならない。 

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