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2014年1月19日 (日)

「日本伝統工芸展60回記念 人間国宝展―生み出された美、伝えゆくわざ―」参観記

本日参観した「日本伝統工芸展60回記念 人間国宝展―生み出された美、伝えゆくわざ―」は、「生活の中で用いられる器や衣服、道具に美を求める工芸。日本では古くから、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形などの工芸が発達し、その芸術性は今日においても高く評価されています。『人間国宝』(重要無形文化財の保持者)は、現代にも続く伝統の『わざ』の継承者であると同時に、日本が誇る工芸の発展に尽くし、日本工芸史に残る作品を生み出してきた功労者といえるでしょう。この展覧会では、国宝・重要文化財など歴史的に評価されてきた古典的な工芸と、現代の人間国宝の作品を一堂に集め、日本が誇る工芸の『わざ』の美をご覧いただきます」との趣旨(案内書)で開かれた。


歴代人間国宝104人の作品が「古典への畏敬と挑戦」、「現代を生きる工芸を目指して」、「広がる伝統の可能性」という3つのテーマで展示されていた。、また、現代の作家の作品だけでなく、国宝や重要文化財を含む古美術の名品も展示され、なかなか見ごたえのある重厚な美術展であった。

 

加藤卓男の三彩花器「爽容」、喜多川平朗の「黄地入子菱地臥蝶丸文様二陪織物表着」、相州正宗の日本刀、室瀬和美の「蒔絵螺鈿八稜箱彩光」、平田郷陽「人形・抱擁」、仁清の「色絵月梅図茶壺」、玉楮象谷の「堆朱二重彫御皷箱」、奈良利寿の「雨下猛虎図鐔」、濱田庄司「白釉黒流掛大鉢」、高村豊周の「彫金・鼎」、徳田八十吉(三代)の「耀彩壺・恒河」、生野祥雲齋の「竹華器・怒濤」などが美しく、感動した。国宝・重要文化財・重要美術品が多く展示されていた。色彩が実に美しい作品が多く、また緻密な工芸品は目を見張らせるものがあった。伝統を継承しつつ、新たなる美が生み出されている。日本は文化国家といわれるがまさにその通りである。上野の森に来るといつもその事を実感する。

 

彫金家の高村豊周氏は、彫刻家の高村光雲の三男、高村光太郎の弟であり、私の家の近くに住んでおられた。何回か御姿を拝見した。お子さんと教会学校で一緒であった。

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夕暮の上野公園

 

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