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2013年12月31日 (火)

谷口雅春先生の『占領憲法無効論』

『現行占領憲法』は『大日本帝国憲法』を改正したことになってゐる。しかし、「天皇大権」が占領軍の隷属の下にあった占領期間中の改憲は、『大日本帝国憲法』の第七十五条の「憲法及皇室典範ハ摂政ヲ置クノ間之ヲ変更スルコトヲ得ス」といふ条項に明確に違反してゐる。『帝国憲法』第十七条二項の規定により、摂政が置かれている間は、法律の裁可、条約の締結、議会の招集などの大権は摂政が天皇の名に於いて行ふ。しかし、第七十五条の規定により、憲法及び皇室典範の改正は摂政を置くの間はこれを為し得ない。摂政が置かれてゐたどころか、国全体が占領下にあり、天皇の統治大権も国家主権も戦勝国の隷属下にあった時の『帝国憲法』改正は無効である。谷口雅春先生が生前一貫して主張された「現行憲法無効論」は正しい。

 

谷口雅春先生は次のやうに論じてゐる。

「明治憲法第七十五条で『憲法及皇室典範ハ摂政ヲ置クノ間之ヲ変更スルコトヲ得ス』と定めています。摂政とは、天皇が政治を直接とり給うのに支障を生じた場合、天皇に代って政治を行う者とか、あるいは天皇に助言を与えて政治を行うような資格者をいいます。今の日本国憲法が定められる時には、マッカーサー元帥が天皇の上に立って助言を与え、天皇の自由意志を表現することができないという状態の時で、まさしくマッカーサーが摂政の役目をしておったわけです。勿論、外国人ですから、摂政という名前はつけなかったが、事実上摂政に等しい。その『マッカーサーという摂政を置くの間』に憲法及び皇室典範を変更したわけですから、現憲法も現典範も明治憲法第七十五条違反であり根当然無効ということになります」(『諸悪の因現憲法』)。

「占領軍の占領政策として無理にサーベルの壓迫下に於いて定められた憲法は、日本の獨立、そして占領の停止と共に停止せられるべきものであり、それを後生大事に護ってゐる如きはまことに嗤うふべき時代錯誤であり、かかるサーベルの壓迫下ですたれさせたところの法精神、法制度も自然の理に背くが故に、その壓迫がなくなると自然にそれが復興し来るのは當然であって、日本精神の復興も當然と云はなければならないのであります」(『限りなく日本を愛す』)。

 

講和発効後も、「サーベルの壓迫下ですたれさせたところの法精神、法制度」が「自然の理に背くが故に、その壓迫がなくなると自然にそれが復興し来る」ことがなかったことが、今日の混迷の根本原因の一つである。

 

法理上の正義である「『現行占領憲法』が無効である」といふことを、国民一般に周知徹底せしめ、国会において内外に確認し宣明することによって、真の法治国家日本が再生するのである。

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