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2013年12月 9日 (月)

日本国の統合と安定と平和の基礎

祭祀主はたる日本天皇は、神と人との間に立たれ、神の御意志を民に伝へ、民の願ひを神に奏上する役目を果たされる。故に天皇は、神の地上における御代理即ち現御神・天子・上御一人と仰がれる他に並びなき御存在である。

日本國は本来、農耕生活を基本とする文化國家であり祭祀國家である。武力・権力を基本として成り立ってゐる権力國家ではない。また多くの人々が契約を結んで成立した契約國家でもない。

天皇の國家統治の基本は農耕生活から生まれた平和な信仰精神である。天皇の國家統治は、祭祀を中核とする平和的な農耕生活・稲作文化が基本である。

天皇が日本國の統治者であらせられるといふことは、天皇が政治権力や軍事力によって國民を支配し服従させるといふことではない。ただし、天皇が政治権力や軍事力と全く無縁であるといふのではない。日本国の政治権力や軍事力の権威と道義の源泉は天皇の神聖性にある。

武力・権力・財力による支配は、相対的支配である。故に、興亡常なき支配なのである。源氏・平家・徳川などの覇者の歴史を見れば明らかである。

天下を武力で統率した武家政権=幕府権力は、祭祀主たる神聖君主・天皇の御親任を得ることによってはじめてその正当性を獲得した。それは今日においても同じである。最大多数の政党が内閣を構成しても、天皇によって親任されることによって「大臣」としての地位を得る。かうした仕組みが、日本国の統合と安定と平和の基礎である。

 

 

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