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2013年11月 8日 (金)

この頃詠みし歌

疲れたる身を横たへて夢の国に入り行かむとする嵐の夜更け

 

撃たれたる大統領の一人娘 今反日の姿勢とりゐる

 

太りたる猫がのろのろ道歩む飽食の時代は人類のみならず

 

雲の切れ間に青空見ゆる朝なればいざ洗濯物を干さむとぞ思ふ

 

秋の日に照らされてゐる清き墓に 来島恒喜の御霊は眠る

 

嵐去りし秋晴れの日の谷中墓地すがしき風が吹きて来るかな

 

母の手を引きて夜明け前の町行けば豆腐屋はすでに働きてをり

 

小さき肩に手をかけ母を励まして明日からも共に生き行かむとぞ思ふ

 

夜の更けにもの書きをれば地震(ない)が来てわが住むマンションゆらゆら揺れる

 

休日のビル街は森閑として人気無く自販機の灯(ひ)のみが動きゐるなり

 

禅宗と日蓮宗の坊さんが同席して語る今日の会合

 

店のあるじは如何にゐるかと思ひつつ閉じられし店の前を行き過ぐ

 

たらちねの母は今日も元気良く過ごしたまへることのうれしさ

 

ショートステイといふ外国語を何故使ふのか しか思ひつつ母を見送る

 

今朝もまたベランダに立ち日の神のみ光浴びつつ柏手を打つ

 

昇り来し太陽はさやかに照りわたり今日の一日(ひとひ)を寿ぐ如し

 

久しぶりに晴れわたりたる大空を仰ぎてうれしきこの朝(あした)かも

 

丹波なる友より贈られし栗の実を母と二人で食しつつをり

 

友どちより贈られし米を食しをり 瑞穂の國に生(あ)れし喜び

 

窓よりの風がすがしき朝にして母と二人でパン食しゐる

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