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2013年11月19日 (火)

朴槿恵の愚かなる反日行動・侮日行動と歴史の真実

報道によると、朴槿恵は、韓国の大統領府で十八日、共産支那政府で外交を担当する楊潔篪国務委員と会談した際、安重根が1909年にハルビン駅で明治の元勲・伊藤博文公を暗殺した現場を示す碑がの設置が「両国の協力でうまく進んでいること」に感謝した。楊氏も「円滑に進んでいることに満足している」と述べたという。碑の設置は、6月の北京での習近平国家主席との初の首脳会談で朴槿恵が提案したものである。

 

日露戦後の明治三十八年(一九○五)、『第二次日韓協約』が調印されて、韓国は我が国の保護国とされ、外交権を日本が掌握した。そして、韓国統監府が設置され、伊藤博文が初代統監に就任した。この協約締結に際しての伊藤博文の基本的考へ方は日本の協力によって韓国を名実伴ふ独立国にすることにあった。日本が韓国を併合して直接統治するといふ考へは無かった。

 

渡部昇一氏は、「伊藤博文は、韓国の植民地化に絶対反対という考えを持った人であった。…新渡戸稲造が、伊藤博文に韓国を植民地にした場合のプランを述べようとしたところ、伊藤は『植民地にしない』と言って、韓国人による韓国統治の必要性をこんこんと説いたという。これは、新渡戸本人が著書の中で書いている話であるから間違いない事実であろう。(新渡戸『偉人群像』昭和六年)(『かくて昭和史は甦る』)と論じてゐる。

 

韓国皇太子・李王垠殿下は伊藤博文公を追慕して「伊藤は『自分は今、韓国を立派な国に建て直すために懸命の努力を払っておりますが、殿下はやがて韓国の帝位にお就きになる方ですから、それに相応しい御修行にお励みになりますように』と常々申していた」と語ったといふ。

 

 さうした伊藤博文公の心を韓国民の一部は正しく理解することができず、ついにハルピン駅頭において伊藤公は安重根の銃弾によって暗殺された。その事によって、明治維新の功労者・元勲を殺された日本国民は大きな衝撃を受け韓国併合への機運を増大したといふのが定説である。

 

渡部昇一氏は「(伊藤公殺害は・注)韓国にとって自殺行為であった。…敗戦後の日本において、皇室を守るという理由で日本人がマッカーサー元帥を暗殺するようなものである」(同書)と論じてゐる。

 

 ただし、安重根は伊藤博文に対しては強い反感を持ったが、「反日思想」の持ち主ではなかった。むしろ日韓同胞の考へ方を持っており、明治天皇への仰慕の思ひが強かった。 

 

安重根は裁判において「日露戦争の際、日本天皇の宣戦の詔勅によれば、日本は東洋の平和を維持し、かつ韓国の独立を期するために露国と戦ったので、韓国人はみな感激して日本人と同じように出陣して働いたものであります」「私は日本四千万、韓国二千万同胞の為、かつは日本天皇陛下及び韓国皇帝陛下に忠義を尽くさんために今回の擧に出たのです。…私の目的は東洋平和の問題にあるので、日本の天皇陛下の宣戦の詔書の通り、韓国をして独立強固ならしめることは私の終生の目的でありまた終生の仕事であります。…日韓両国人間は互いに隔てるところなく、同国人であるとの観念を以て尽力せねばならぬことと思します」「伊藤公爵がその姿勢方針を誤っていたことを日本天皇陛下が聞こしめされたら、必ず私を嘉せられると思います。今後は、日本天皇陛下の聖旨に従い、日韓間の平和は万世に維持せられるべく、私はそれを希望しております」と述べた。(中野泰雄氏著『安重根』より引用)

 

安重根の言ふ「日本の天皇陛下の宣戦の詔書」とは、『露国に対する宣戦の詔書』の御事であり、日本天皇陛下の聖旨とは、その「詔書」に示された「帝国ノ重ヲ韓国ノ保全ニ置クヤ、一日ノ故ニ非ス。是レ両国累世ノ関係ニ因ルノミナラス、韓国ノ存亡ハ、実ニ帝国安危ノ繋ル所タレハナリ」との大御心の御事であらう。

 

明治天皇は、『清国ニ対スル宣戦ノ詔』において、「朝鮮ハ帝国カ其ノ始ニ啓誘シテ列国ノ伍伴ニ就カシメタル独立ノ一国タリ」との大御心を示されてゐる。

安重根は、伊藤博文が、明治天皇の大御心に反して、韓国を併合し韓国の独立を否定したと考へテロに及んだのである。安重根のテロが無ければその後の日韓関係は違ったものになってゐた可能性が高く、まことに残念な歴史の展開であった。

 

安重根が書いた『伊藤博文罪状十五ヶ条』の第十三には「現在、日韓間に競争やまず、殺戮絶えず、韓国太平無事の様を以て、上天皇を欺くの罪」とあり、第十五には「日本天皇陛下の父たる太上皇帝(孝明天皇の御事・注)弑殺の罪」とある。伊藤博文が、孝明天皇を弑逆し奉ったなどといふのは全く間違った情報である。しかし、安重根が日本皇室を尊敬してゐたことは事実であり、日本との友好を願ってゐたことも事実である。

 

安重根は旅順監獄の看守に、「親切にして頂いたことを心から感謝します。東洋に平和が訪れ、韓日の友好がよみがえった時、生まれ変わってまたお会いしたいものです」と述べたと言ふ。(中野泰雄氏著『安重根』)

 

朴槿恵は、かうした歴史の真実を正しく認識したうえで、反日行動に出てゐるのであらうか。朝鮮総連が文世光を讃へる石碑を建立することにわが国政府が協力したら、朴槿恵はどうするつもりか。この女性がこんなことをしてゐる限り、日韓友好はあり得ないし、首脳会談などする必要なし。

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