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2013年10月 6日 (日)

日本精神・日本主義とは

日本精神・日本主義とは

 

日本精神とは、天皇仰慕の心・天神地祇崇拝の精神(祖先と自然の霊を尊ぶ心)・父母兄弟を尊ぶ心である。そこから明朗心・清明心・武の心・慈しみの心・むすびの心・神人合一(すべてに神を観る心)・天皇仰慕の心・まつりの心などの倫理精神が生まれる。それは古代日本の稲作生活から生まれた。

 

日本精神を常に実践されているお方が祭祀主・日本天皇である。日本の伝統精神・生活・文化の基本・核は天皇の祭祀である。

 

和辻哲郎氏は、「大和魂と同じく、個々の日本人に宿るところの何らかの形而上的な実体を指す…或いは、漠然と気魄、気概といふ如きものを指すのかもしれない」論じている。

 

 

 

安岡正篤氏は「日本精神そのものは、日本として真に日本たらしめてゐるあるもの、これなくば日本及び日本人が、存立できないものであって、斯くの如きものは、概念的に説明できるものでない。冷暖自知(四宮註・悟りが他人から教えられるものではなく、自分で会得するものであることにたとえる)する外はない」と論じている。

 

村岡典嗣氏は「日本精神はその本来の丹紀心、又は正直の徹することに於いて、苟(いやし)くも人類の創造した一切の価値を摂取し、動かして、新たな文化を建設し、以て自己を実現し得る」と論じている。

 

 日本精神・民族精神とは天皇を中心とする國體より発生し継承されてきた国民精神ということが出来る。天地生成・神武建国・八紘為宇の精神がその根底にある。

 

 そういう精神を根幹として日本国をそして世界を変革しようとする行動的な主義が日本主義ということが出来る。それは自然に祖先から継承され生活の中に息づいている国を愛する心・郷土を思う心とは少し違って戦闘的行動的である。

 

尋常小学校唱歌「故郷」(兎追いしかの山)と「昭和維新青年日本の歌(汨羅の淵に波騒ぎ)との違いと言ってもいいかもしれない。

 

日本精神を実践し行動し実現する「主義」を日本主義という。一貫不変不動の日本精神を覚醒し、日本精神をその時代において実現せんとする主張であり政策であり主義である。日本主義とは、日本精神から噴出してきたところの現代日本を政治・経済・社会的に変革しようとする一つの行動原理と言い得る。

 

 秩序だった理論大系はもとよりないのである。言挙げせぬ国が日本の伝統だからである。しかしこれは見方を変えれは柔軟にして強靭である。柳に雪折れ無しで何でも取り入れ、取捨選択し、良きものは残し合わないものは捨てるのである。

 

 明治維新も大化の改新も皆そういう変革であった。外国から具体的改革策を取り入れている。しかし根本には尊皇愛国・敬神崇祖・万民和楽の日本精神があった。それを基礎としての具体的改革であった。

 

 

 

日本主義は窮屈なイデオロギーとしての理論大系ではない。イデオロギーとなってしまったら、左翼の公式主義と同じになる。日本精神はもっと柔軟で大らかなものである。

 

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