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2013年9月 1日 (日)

『皇道』とは

日本ほど理想的な国はない。「皇道」とは、「皇神の道義」のことである。天照大御神より今上天皇に至る皇統連綿・万世一系の「神の道」を「皇道」と申し上げる。これは、わが日本民族が肇国以来継承し保持して来た道である。

 

 「皇道」は、歴史を貫くわが国の道統の体現者であらせられ、わが国伝統信仰の祭祀主であらせられる天皇が「神の行いのまま即ち神ながらに行いたまう大いなる道」を言うのである。

 

 神の行いのままに生きられる天皇の御本質を「現御神」即ち「現実に現れたもうた神」「地上に生きたもう神」と申し上げる。

 

 わが国の理想の姿は、神聖なる権威を持たれる天皇の道、即ち皇道によって国家が治まり国民が幸福な生活を営む姿である。

 

 大化改新後の詔書(天皇の御意思を表示された公文書で、一般に公示されるもの)によると、外国の使臣(君主の代理、国家の代表として外国に派遣される使者)に詔書を発せられる場合には、「明神御日本天皇詔旨」(あきつかみとひのもとをしらしめいすめらみことのみことのり)、国内の重大事には、「明神御大八洲天皇詔旨」(あきつかみとおおやしましらしめすすめらみことのみことのり)と書き出すことが決められている。これは、天皇の神聖性と国家統治の大権を正しく示したものである。

 

 日本天皇は恣意(自分の思うまま。思いついたままの考え)のままに日本国を統されるのではなく、神の御心のまま、皇道に則って統治されるのである。言い換えれば、皇道(日本伝統精神)に則らなければ統治することができないのである。つまり力でも単なる権威でもない「道」による統治が天皇の日本国家統治なのである。日本ほど理想的な国はない。

 

 天照大神は、絶対独裁・全知全能の唯一絶対神ではなくて、一切の自然や人に宿る神即ち八百万の神々の特質・力を生かし高めて総合して下さる神である。そして、天照大神の御使命を地上において実現される方が、現御神日本天皇であらせれる。

 

 だから、神武天皇の日本建国も、ただ単に武力による征服平定ではなくして、日本国中の国津神(国土の神)や民衆を、その同意を得て統合し融和して調和して日本国を建てられたのである。

 

 天皇が現御神であるということは、天皇が一神教の神即ちキリスト教のゴッドのような全知全能の神であるというのではない。「今生きておられる神」「この地上の実在する神」「人にして同時に神なる方」ということである。これがわが日本の特有の皇道精神である。

 

日本の文化の根底には皇道がある。皇道精神がわが日本國體の基本である。皇道精神を世界に発展させて、混迷せる現代世界を救済する役目をわが日本は背負っている。日本皇道精神が世界の国と民を永遠の平和と幸福に導く道である。

 

 皇道精神は、今日唯今も生きている。伊勢の神宮に代表されるように神殿も太古以来のまま今日の継承されている。伊勢の神宮の神殿は、二十年目ごとに必ずくり返される式年遷宮によって永遠に新しい姿に復元し生まれ変わる。古代の神殿が永遠に新鮮な姿で我々の眼前に立っている。

 

わが国には太古以来の信仰が今もわが国民の日常生活に生きている。祭祀は、日本天皇が行いたもう宮中祭祀によって今日ただ今も太古のままの生きた姿でくり返されている。 

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