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2013年9月25日 (水)

『米国人ジャーナリストによるパネル・ディスカッション・中国社会の変化:メディア、教育、市場の役割と日米への影響』における登壇者の発言

九月四日に開かれた笹川平和財団主催『米国人ジャーナリストによるパネル・ディスカッション・中国社会の変化:メディア、教育、市場の役割と日米への影響』における登壇者の発言は次の通り。

 

Jonathan ANSFIELD氏(ニューヨーク・タイムズ紙北京支局特派員、中国語ウェブサイト「cn.nytimes.com」エディター)「この一年間、中国の指導部の動きがエキサイティングだった。薄熙来は政治局員であり、革命指導者の息子。野心的で物議をかもした政治家。妻がイギリス人ビジネスマンを殺害。薄熙来失脚は政治的失脚。彼は敵を作りすぎた。四人組裁判以来の注目を集めている。公正な裁判を受けたことにしたかった。証人も多く出た。薄熙来は一つの罪状だけを党の調査員の圧力によって認めた。薄熙来の言い分を聞いてみたいという要求を無視できなかった。水面下の権力争いに光を当てることはできない。江沢民は薄熙来の政治的パトロン。党の規律に背けば薄熙来さえ追及されるということを明らかにしたかった。法の支配強化を強調。表面上は自由を保障している憲法を推進していこうとしている。薄熙来裁判が『法の支配』にどの程度貢献したのか。以前よりはベターと言える。判決は事前に決まっている。習近平と李克強に大きな違い無し」。

 

Melissa CHAN 氏(アルジャジーラ【中東発衛星テレビ放送局】レポーター)「二〇〇七年から一二年まで中国で仕事をしてきた。あらゆる階級の人々に取材した。不満が高まっている。共通するテーマは、地方政府が不法に土地を没収すること。農村部できちんとした対価をもらわないことが多い。どんな取材をしても、不法な土地収用の話が必ず出て来る。十万人から二十万人のデモが増えている。不安定さが中国全体に広がっている。しかしデモはローカルなもの。北京の共産党の問題になっていない。『アラブの春』のようにものにはならないと思う。中国の公安部は、アラブのそれよりも洗練され高度になっている。公安部はツイッターをコントロールしている。祖国への批判と権力への批判とは違うことが中国人には分からない。国民は政府によって打ちのめされても、国への忠誠心を持っている。『国が悪いイメージになるからインタビューは受けない』と言う。中国の状況は深刻。一党独裁を打倒したいかというと必ずしもそうではない。日米は良い関係。日中は緊迫している。『便りの無いのは良い知らせ』と言うとおり、国際報道で中国と比較して日本がカバーされていないのは日本の安定を表している。四川省大地震で七万人死んだ。天命説を思い出す。天が政府に不満を抱いている。王朝が終る時に大災害がある。大自然災害があると、人々の不満が中央政府に到達するかもしれない。将来の日中関係は暗い」。

 

 

 

Gady EPSTEIN 氏(エコノミスト誌中国特派員)「中国のインターネットは管理されコントロールされている。中国は当初から容赦なくウエブサイトをブロックしたり、ソフトウエアをすぐカットしてしまう。インターネットの検閲が巧妙に行われている。体制側に有利な書き込みをすると金がもらえる。各地方政府レベルでも展開されている。中国共産党を国民の三十%が支持している。七十%が不支持。中国は破たんするという意見がある。中国政府は『時間』を買っている。中国は巨大な檻。中国のインターネットは所詮、檻の中である。原子力エネルギーは中国に存在する一大問題。どの国よりも急ピッチで原発をつくろうとしている。中国政府のやることには透明性が確保されていない。サイバー戦争は。中国人民解放軍と関連がある。中国の体制がどの程度続くは分からない。長期的には転換せざるを得ない」。

 

Isaac Stone FISH 氏(フォーリン・ポリシー誌アソシエイト・エディター)「中国は一八四〇年から一九八〇年まで鬱だった。アジアの病人だった。フランス、イギリス、日本の影響を受けた。今は歴史的にこうあるべしという時代になった。強国になって然るべしと思っている。中国はいじめられていたことを覚えている。一般市民に反日感情が強い。中国のメディアはアメリカでは全く信用されていない。中国のメディアは共産党のスポークスマン。日本の報道ソースは信用されている。中国の草の根の人々は指導者層より反日感情を持っている。共産党の存在は経済成長にかかっている。経済失速するとナショナリズムに頼る」。

 

 

千駄木庵主人曰く。民族差別は良くない。しかし、他国、他民族からの侵略行為、敵視政策に対する反撃は正当な国家民族防衛行為である。尖閣諸島を侵略せんとするなどしわが国に対する敵対行為を繰り返す支那、竹島を占拠し、東京五輪開催を妨害した韓国、わが国国民を拉致した北朝鮮に友好的になれというのが土台無理な話。韓国の「漢江の奇跡」は日本の協力のおかげ、共産支那の「四つの現代化」も日本の協力のおかげ、しかるに今、この二つの国は日本に敵対してきている。恩知らずには未来はない。必ず亡国の道を歩むであろう。

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