« 稲村公望中央大学大学院客員教授の講演内容 | トップページ | 千駄木庵日乗九月五日 »

2013年9月 5日 (木)

政治家が皇室を軽視し奉る根本原因は何か

最近、政治家・権力者の皇室軽視・皇室冒瀆・皇室の政治利用の言動が頻繁に起ってゐる根本原因は、「日本国憲法の制度は、国民→国会→内閣→天皇という序列で構成されている」などといふ憲法解釈が可能なところにある。「主権者国民の代表であり国権の最高機関を構成する国会議員は、天皇陛下よりも上に地位にある」といふ考へ方が無意識的に政治家たちに植え付けられてゐるのである。だから「天皇は政府・国会の意思どおりに動かれるべきだ」といふ不逞思想を平然と語る小沢一郎のやうな政治家が現れるのである。また、皇族に対し奉り不敬極まりない言動を吐く中井洽のやうな政治家が現れるのである。そして、五輪招致に皇族を利用する政府閣僚が出現するのである。さらに言へば、天皇・皇后両陛下にご臨席を仰いだ式典に、衆参両院議員の半数が欠席するといふ非礼極まりない事態が発生するのである。

 

日本国民の道義精神・倫理感の基本は「尊皇精神」であり「神聖君主日本天皇へのかしこみの心」である。ところが今日、国民全般に尊皇精神が希薄となり、皇室を蔑ろにする政治家・官僚が増えてゐる。政治家・官僚に不祥事が相次ぐ根本的原因、そして現代日本の政治・行政・司法の腐敗・堕落・横暴の根本的原因は、政治家・官僚の尊皇精神の希薄化にある。

 

「国会は国権の最高機関」であり、「天皇の御地位」は、主権の存する国民の総意に基くのであるから、国民の代表者である衆参両院議員は最高権力者であり、天皇は、衆参両院議員よりも「下の地位」にあるといふことになる。そして、衆参両院議員及び衆参両院議員によって選出され信任されてゐる内閣は、天皇よりも「上」の存在だといふ悪逆思想が、意識するにせよしないにせよ、衆参両院議員に植えつけられる。国会議員に「国権の最高機関の一員であり主権の存する国民に選ばれた国会議員は最高権力者だ。天皇は象徴にすぎない」などといふ意識が生まれ、皇室尊崇の念を喪失する原因である。そして、政治家は「かしこみの心」を無くし好き勝手なことするのである。

 

「諸悪の因は『現行占領憲法』」と言はれて久しいが、最近の事象は、この言葉の正しさをますます証明してゐる。とりわけ「国民主権論」は、日本国の國體・伝統を根底から突き崩す思想である。一刻も早く否定されはならない。

|

« 稲村公望中央大学大学院客員教授の講演内容 | トップページ | 千駄木庵日乗九月五日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/58131256

この記事へのトラックバック一覧です: 政治家が皇室を軽視し奉る根本原因は何か:

« 稲村公望中央大学大学院客員教授の講演内容 | トップページ | 千駄木庵日乗九月五日 »