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2013年6月10日 (月)

復古即革新即ち維新について

日本は外来思想・宗教・制度を取り入れて発展してきたが、日本の主体性を喪失しなかったのは、強靭なる保守精神が根底にあったからである。伝統の保守と、外来文化の受容は分かち難く一体であったと言っても良い。それは傳統と革新の一体であり、復古即革新即ち維新である。

根底にある文化伝統をあくまでも保守する姿勢は、如何なる変化や危機に遭遇しても、それを乗り切り、さらなる発展を遂げる原動力となった。このことは、「尊皇攘夷」を旗印として戦はれた明治維新断行後、明治新政府は開国政策をとり、外国特に欧米の文化文明を取り入れ、近代化を遂げ、発展した歴史に端的に現はれてゐる。

今日の日本は大きな転換点に立っている。激動の時代であり混迷の時代であることは確かである。かかる時においてこそ、目先の事象を見て右往左往することを慎み、物事を長い目で見る必要がある。わが國は悠遠の歴史を有している。三千年に及ぶ歴史を貫いて来たわが日本の傳統精神、民族の精神的核に立ち返って、現状を正しく観察し、変革の方途を見出すべきである。

我が國は過去において何回か國家的危機に際會し、見事に乗り越えて来た。外圧によって國家の独立が危殆に瀕した時、強烈な民族精神・尊皇精神が勃興し、変革を断行し、危機を打開して来た。

大化改新は唐新羅連合軍侵攻の危機があった時に行はれた。元寇=蒙古襲来の時、日本國民は愛國心を燃え立たせ神國意識を強固なものとした。それは建武中興へとつながった。明治維新は欧米列強による侵略の危機があった時に行はれた。

今日においてもわが國の本来の姿に回帰することによって、危機を乗り越えていかねばならない。必ず乗り越えることができると確信する。

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