『憲法懇話会』における討論内容
六月八日に行われた『憲法懇話会』における討論内容。
「元首は西洋から来た言葉。憲法に『天皇は元首である』と書きさえすれば日本の國體を言い尽くしたことにはならない」。
「国民投票は一種の儀式。政権交代の度に国民投票で争うことになるのは議会制民主主義の否定。国民投票ほど危険なものは無い」。
「中国が侵略の意図を示している現状で、九条改正を先行すべきであった。これにより一気に憲法改正が高まるはずであった」。
「今、憲法改正運動をすると國體破壊を助長するのみ」。
「皇室会議の法的位置づけを正しくすべし。現行憲法には皇室会議の規定なし」。
「皇室会議は、皇族、三権の長によって構成されるのだから、
内閣に属する機関ではありえない。内閣に上に立つ機関」。
○
小生いわく。ポピュリズムの時代に、「國體条項」も、二分の一で改正できるというのは危険である。「国民の八割以上は天皇制擁護だ」と言われるが、尊皇精神が希薄になっていることは確かである。そういう状況下で「天皇条項」「國體条項」が安易に改定できるようにするべきではない。
| 固定リンク
最近のコメント