« 千駄木庵日乗五月二十四日 | トップページ | 「第三十二回 日本の心を学ぶ会」のお知らせ »

2013年5月24日 (金)

今こそ傳統的國體精神が勃興すべき時である

何処の國の革命も変革も、洋の東西・時の今昔を問はず、外國との関連・外國からの圧力によって為し遂げられた。古代日本の大変革たる大化改新も支那・朝鮮からの侵攻の危機下に行はれた。ロシア革命も日露戦争・第一次世界大戦の影響下に行はれた。

明治維新もしかりである。アメリカなどの西欧列強は「征夷」の意志と力を喪失した徳川幕府に付け入って武力による威圧で屈辱的な開港を日本に迫った。徳川幕府は、外圧を恐れかつ自らの権力を維持せんとしてそれを甘受しやうとした。

かうした状況下にあって、國家の独立と安定と統一を保持するために、日本の傳統と自主性を體現する最高の御存在たる天皇を中心とした國家に回帰せんとする大変革が断行された。明治維新である。欧米列強の侵略から祖國日本を守るための國家體制は、神話時代からの傳統的君主である天皇を中心とする國家に回帰しなければならないといふことが全國民的に自覚された。

吉田松陰は、安政六年四月七日付の北山安世宛書状で、「独立不羈(ふき・束縛されないこと)三千年来の大日本、一朝人の覇縛(きばく・つなぎしばること)を受くること、血性ある者視るに忍ぶべけんや」と書いた。

質の高い統合を実現してゐる國家に強大な外敵が出現した場合、民族的一體感・ナショナリズムが沸き起こる。天皇中心の國體を明らかにして強力な統一國家を建設し外圧を撥ね除けようとしたのが明治維新である。

今日わが國は、外圧の危機が顕著になってゐる。その上、未曽有の自然災害・原発事故災害・政治の混乱・経済の停滞・道義の低下に瀕してゐる。明治維新前夜よりも深刻な状況である。これを克服するためには、日本民族としての主體性・帰属意識そして自信を回復する以外に無い。今こそ傳統的民族意識が勃興すべき時である。

|

« 千駄木庵日乗五月二十四日 | トップページ | 「第三十二回 日本の心を学ぶ会」のお知らせ »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/57452293

この記事へのトラックバック一覧です: 今こそ傳統的國體精神が勃興すべき時である:

« 千駄木庵日乗五月二十四日 | トップページ | 「第三十二回 日本の心を学ぶ会」のお知らせ »