天皇の宣命(おほせごと・大御心)が絶対の法である
「國王といへども法の下にあるといふのが『法の支配』の原点である」といふ考へ方があります。これは西洋の立憲君主國家・権力国家の考へ方でありまして、天皇陛下を祭祀主と仰ぐ信仰共同体国家・祭祀国家たるわが國には通用しないし通用させてはなりません。
わが國の「法の起源」は、祭り主たる天皇が神の意志を伝へる『のりごと』であります。法(のり)は宣(のり)であります。天皇の上に「法」があるのではなく、天皇の宣命(おほせごと・大御心)が絶対の法なのであります。
天皇は権力者ではなく祭り主であります。わが國の國體は祭政一致であります。
天皇が「法」に反する行動をされたら退位を迫るなどといふのは日本の傳統に反した考へ方であります。
皇位継承など皇室に関することは、国家の権力機構である立法府・行政府で決めるべきではなく、あくまでも天皇陛下の大御心に回帰すべきであります。
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