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2013年4月30日 (火)

『若梅に撫子―旧高松宮家と伝来の品々』展拝観・皇居東御苑散策

本日参観させていただいた『若梅に撫子―旧高松宮家と伝来の品々』展は、「三の丸尚蔵館が御遺贈を受けた高松宮宣仁親王殿下・同喜久子妃殿下のゆかりの深い品々、大正天皇・貞明皇后の御遺品、旧有栖川宮家から引き継がれた優品の数々を通して、両殿下と美術との深いつながりを紹介します」(宮内庁三の丸尚蔵館の挨拶文より)との趣旨で開催された。

高松宮殿下が御幼少の砌、先帝陛下、貞明皇后様、秩父宮殿下と共に写されたお写真、高松宮同妃両殿下の御肖像、明治天皇御宸筆の「御命名書」(明治三八年)、「犬張子」、高松宮の称号を賜る「御沙汰書」(大正二年)、両殿下の護憲に対する 先帝陛下の「御結婚聴許の勅書」(昭和四年)、朝見の儀に際して喜久子妃殿下が召されたロープ・デコルテ(昭和五年)、高松宮殿下御佩用の「ヴィクトリア大綬章」(一九三〇年に英国王ジョージ五世から贈られた勲章)、「白磁植物文花瓶」、「海洋生物紋噴水電燈」、「修学院焼くべ形香炉」(江戸中期)、「有栖川宮家御紋付花盛器」(十九世紀)、川村清雄が描いた「鶏の図」(近代)などを拝観した。

伝統美を愛された高松宮同妃両殿下の御心がひしひしと伝わってくる展覧会であった。昭和の御代、私どもが「皇居清掃奉仕」をさせて頂き、吹上御所のそばを清掃させていただいてゐたら、高松宮同妃両殿下が自動車でお通りになった。われわれの姿を見ご覧になって、両殿下は車内から深々とお辞儀をされた。感激した。

寛永寺墓地にある徳川慶喜公ご夫妻の墓所には、高松宮喜久子妃殿下の献花がよく置かれてゐた。

この後、皇居東御苑を散策。雑木林の中を歩く。「昭和天皇の御発意により、失われていく雑木林を再現しようと昭和五十八年から六十年にかけて造成されました。造成にあたっては、東京近郊の開発予定地にあった雑木林の表土を移したため、植物の種子や根、昆虫の卵、土の中の生き物も一緒に運ばれ、早期に再生することが出来ました」と書かれて説明書きがあった。

「昭和の日」の今日、この林に歩かせていただくと、先帝昭和天皇陛下の自然を慈しまれる大御心がひしひし伝わってくる。また、皇居清掃奉仕の時に拝した、高松宮同妃両殿下のお姿が思い出された。

先帝をお偲びしつつ経巡れる東御苑の樹木美し

やすみししわが大君が愛でたまひつくりたまひし林歩みぬ

松の緑春の光りにかがよひて御稜威満ち満つる皇居の広庭

晴れわたる春の青空仰ぎたり東御苑のベンチに座して

外つ國の人々も皆連れ立ちて東御苑に憩ふ春の日

あなさやけ光あまねき春の日に皇居の庭を巡るうれしさ

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