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2013年3月23日 (土)

朝廷と柳沢吉保

柳沢家伝来の重宝がある。その重宝とは「霊元上皇下賜柳沢吉保愛用硯」、「霊元上皇下賜柳沢吉里拝領霊芝」の二品である。霊元上皇から柳沢吉保に下賜され、門外不出の家宝として伝来してきた品である。

吉保は元禄13年(1700)に北村季吟から「古今伝授」を受けるほど和歌を愛した。六義園は言はば「和歌・王朝文化のテーマパーク」とも言う人もゐる。

吉保は六義園の絵図を霊元上皇に献上しますが、上皇は廷臣に命じて園内の十二境・八景の名所に関する和歌を詠ませ、それを記した巻物が吉保に下賜されるという栄に浴してゐる。

また、吉保の王朝文化への憧れは、側室の一人正親町町子に命じて、『松蔭日記』(岩波文庫に翻刻収録)といふ源氏物語風の吉保伝を書かせることにもあらはれてゐる。

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