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2013年3月31日 (日)

国家的危機に遭遇している今日、「もののふのこころ・やまとうたの精神」を復興せしめるべし

日本國民の草莽の心としての思想・精神とりわけ國體観念は、和歌によって表白せられ傳承されて来た。幕末維新期の志士の歌などを見てもそれは明白である。 

元寇・明治維新・大東亜戦争の時もさうであるが、我が國は國家的危機の時に、國民的な尊皇愛國の精神が燃え上がる。そしてそれ一體ものとして「まごころを歌ひあげる言の葉」としての和歌が勃興する。それが「萬葉集」であり、幕末維新の志士の歌であり、大東亜戦争で散華した英靈たちの歌である。和歌と日本的変革=維新とは切っても切れない関係にある。

「萬葉集」の編者は色々の説があって確定できない。しかし「萬葉集」には大伴一族のことについての記述が多く、大伴家持の歌が「萬葉集」四千五百首の十分の一を占めてゐることから、家持が編纂に大きく関ったことは確実である。

 大伴家持は、天孫邇邇藝命御降臨の時、その前衛を承った天忍日命(アメノオシヒノミコト)、神武天皇に従った第一の功臣・道臣命(ミチオミノミコト)の嫡系である。大伴家持は、國家民族の大変革期において日本國の國柄の素晴らしさを後世に傳へなければいけないといふ使命感を持って、「萬葉集」の編纂に関はり、自らも歌を数多く詠んだのである。 

それは大きな勤皇の志であった。家持が、「大君のへにこそ死なめかへりみはせじ」と歌った勤皇の精神即ち大君の傍らで死にたいといふ「大君への思ひと志」「もののふのこころ」は、後世までずっと草莽の士によって継承され続けた精神である。

和歌・言靈の靈的力によって「まつろはざるもの」を服従せしめるといふ神話時代以来の精神が大伴氏に継承されてきたのである。近代における軍歌も同じであって、軍歌を歌ふことによって自らを奮ひ立たせると共に敵を圧服せしめる力を出すのである。国家的危機に遭遇している今日においても、欺瞞的な「戦後平和主義」を排して、「もののふのこころ・やまとうたの精神」を復興せしめねばならない。

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