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2013年2月 1日 (金)

天皇・皇室と外国文化・文明の受容

わが國は肇國以来、外國文化・文明を受容し包摂してきた。そしてその中心に天皇・皇室がおはしました。日本が、大胆に外来文化・文明を受容しながらも、傳統文化を喪失することなく日本の独自性を護ることが出来た強靭性を持ってゐたのは、上に天皇・皇室のご存在がおはしましたからである。近代化・文明開化においても、天皇・皇室が、積極的に外来文化・文明の受容を推進するご意志を示された。

明治天皇は『五箇条の御誓文』において「智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スヘシ」と示され、御製において「よきをとりあしきをすてゝ外國におとらぬ國となすよしもがな」「世の中の人におくれをとりぬべしすゝまむときに進まざりせば」と詠ませられた。

明治天皇は「皇基ヲ振起スヘシ」「あしきをすてて」と示されてゐる。日本近代化にあたって、大いに欧米をはじめとして外國文化・文明を取り入れ學ぶとしても、それはあくまでも、「皇基」(天皇國家統治の基)を振起するためである。そしてわが國の傳統に合致せずわが國の國柄を破壊する要素のある悪しき事はこれを排除するのである。

わが國が古代以来外國文化・文明を包摂しこれを高度なものに洗練させ発展せしめて来た。外國に學ぶこと自體を目的としたのではではないし、単なる模倣でもなかった。日本文化の独自性・傳統を維持しつつ外来文化文明を包摂して来たのである。「和魂漢才」「和魂洋才」はわが國の古代からの文化道統である。

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