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2013年2月 7日 (木)

この頃詠みし歌

線香の煙たちのぼる仏壇に父の遺影のやさしき笑顔

臣下の如く幾度も頭を下げにつつ支那への媚態示す政治家

侵略国家の元首に対し媚び諂ふ姿を見れば悔しかりけり

宗教家も哲学者も深遠な事を説けど人類の争ひ止めるすべなし

時の間に発する言葉も魂が宿ると思へばおろそかならず

欠けてゆく月眺めつつ時の流れ止めるすべなきをあらためて知る

遥かなる白き姿の山が見ゆその名を聞けば南アルプス

西よりの光がビルを窓照らし朱色に耀ふ美しさかな

念願が叶ひし夜はうれしくて握れる筆もすらすら進む

葉を落とせし銀杏の街路樹さみしげに立ちゐるを見る冬の夕暮

国難に打ち勝ちゆかむと祈りたり 念彼観音力 刀尋段段壊

麗しきこの世を楽しみ生きゆかむ 我此土安穩 天人常充滿

本堂で僧侶の唱へる観音経 聞きつつ魂の躍動を覚ゆ

福は内と声をはりあげ豆を撒く本堂に集ひし善男善女

護摩を焚き除災招福祈念せる節分会法要のおごそかさかな

そこはかとなく夕暮れとなりにけりさてこれからがわれの本番

神々の息吹感ずる朝にしも昇り来し太陽を仰ぎけるかな

六十五年生き来てこれから六十五年生き行かんとするは果たして無理か

降り続く雪は清めの塩なるか 都は白く覆はれにけり

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