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2013年1月15日 (火)

『東京財団フォーラム・新政権への期待』における登壇者の発言

『東京財団フォーラム・新政権への期待』における登壇者の印象に残った発言は次の通り。登壇者多数のため、氏名はメモ出来ませんでした.

「日本は囲碁をやっていないのではないか。将棋だけをやっているのではないか。経済力が強くないと米韓中は日本を大切にしない。一級国家とは、軍事力・経済力が強く、明確なビジョンを持っている國。アメリカはオバマ政権がアジア回帰政策を打ち出した。中国封じ込めではない。中国との経済関係は重要。中国は地域のルールを守ってもらいたい。それを中国に言うべし。アメリカのマイノリティに韓国系、中国系が多い。歴史問題でアメリカのそういう人々の反発を受ける可能性あり。東京財団はインドとの対話を去年から始めている。囲碁をやるようなグローバルな視点が大切。防衛力が大事。『防衛計画大綱』の見直しも課題」。

「アメリカの人口増加率は、白人は一%、非白人は三〇%。総人口増加分に占める割合は、非白人が九二%、ヒスパニックが五六%。マイノリティ人口の中でもヒスパニックの人口増加が著しい。二〇六〇年には白人は一億七九〇〇人、非白人は二億四一〇〇人になる。ロムニーは、不法移民の子供に市民権を与える法案に反対し、同棲婚を認めないと言うと、共和党に不利な状況を生んだ」。

「日本は、対外軍事援助を有機的にとらえていない。日本の国際援助は、二〇一二年に大きな節目を迎える。国連PKOへの自衛隊派遣は、国民の八〇%が支持しているのに出せない。二〇年前に作られたPKO法にどう対処するのか。日本は金ズルと思われてきたが、日本にはお金が無くなってきている」。

「昨年は日中国交回復四十年だったが、九月の反日デモで潮目が変わって、四十周年の雰囲気ではなくなった。今回は長期化する。尖閣は主権に関わる本質的な問題。今年三月、全人代がある。その後色々話が出来る。日中韓サミットで話ができるかもしれない。しかし、七月の参院選後に中国は動く。政治と経済をどう分けるかが問題。日本は中国と対峙するという勇ましい論議だけでは危険。中国の指導者・一般庶民、そして第三者が日本をどう見といるのかを知らねばならない」。

「再生エネルギーの開発、火力発電拡充が、各党政策の共通点。エネルギーの多元化はできない。電力の発送電体制が多元化に即していない。東西分離、九社体制では出来ない。日本の発送電体制をどう変えて行くかが問題」。

「開かれた経済活動において土地問題を考えたい。外資による森林買収や時代の変化に日本の土地制度が対応できていない。実態が分からないことへの不安が大きい。水資源の土地の売買は事前の届け出制にしたが、土地所有者への郵便物が四六%宛先不明で戻って来た。土地所有者の情報が不正確になっている。農地集約、災害復旧の足枷になってしまう。国土の保全のために制度改革が必要。道州制は参院選後から議論になる。地方分権とは自己決定するための財源を与えること。教育委員会の形骸化を問うべし」。

「安倍氏の二月訪米でTPPに入ると発言しても、アメリカ国内の手続きなどで日本が実際に入ることが出来るのは十月。『バスに乗り遅れるな』ではどうか。国際的枠組みに後から入るのは大変。日本はかつて国連加盟、ガット加入で嫌がらせを受けた」。

秋山昌廣東京財団理事長「インドはあと十年すると現在の中国の経済規模になる。軍事力の増強も目覚ましい。日本はインドを意識することは重要。イギリス、フランスとEUは実行部隊を備えている。日本との協力を打診してきている。安倍氏は財政・金融・マーケットが分かっていない。日銀に国債を任せると言ったのは心配。麻生は分かっている。財政の破綻を回避するプロセスを議論しなければならない時期に来ている。中国の知日派がいなくなっている。日本の大学に留学して勉強していた人々が退職し、欧米留学組が増え、コミュニケーションがとりにくくなっている。世界をもっと幅広く見て、影響力を強めるべし。平成検地を実行すべし。地籍調査は五十%しか確定していない。財政再建は大きな問題。民間にお金が余っている。個人がお金を使わないでじっとしている。これをどうやって使う方に持って行くかが問題。社会保障の合理化、お金をどう抑えるかを考えないと、二十年後の日本はもたない。ロシア問題をウォッチすべし。海洋安保から見た『防衛大綱』の見直しが必要。尖閣は重要。百年戦争。持久戦。解決にはかなり時間がかかり深刻。中国の内政との関係、国家統治機構との関係がある。農村の振興、・地域における公共投資の面で、国土の再構築への地域の取り組みが必要」。

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