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2012年12月30日 (日)

浅野和生・遠藤浩一両氏の講演内容

十一月二十九日に行われた『新しい憲法をつくる研究会』における浅野和生平成国際大学教授の講演内容。

「政治改革とは、①議員定数削減、②一院制と首相公選制、③選挙制度、④衆参両院の権能配分、⑤総理大臣の在任期間と言われている。日本の立法行為は、天皇無くして成り立ってゐない。天皇は、国会を召集し、法律を公布し、総理大臣を任命する。イギリスでは省庁の再編をしばしば行われる。日本より議員数はずっと多い。イギリスの基準だと、日本は二千六百人の議員になる。アメリカは州の力が強い。地方分権をやっているから、連邦議員の数は少ない。議員数が少ないと庶民の声が国会に届かなくなる。簡単に少なくすればいいというものではない。台湾は議員数を半減させた。委員会の重複が多くなり、専門性が薄れた。委員会も開けない。日本の四百五十議席というのは丁度いい。参議院があるからブレーキがかかる。一院制だと鳩山由紀夫内閣はもっと続いていた。首相公選制は危険」。

十二月二十二日に行われた『アジア太平洋交流学会』における遠藤浩一拓殖大学教授の「総選挙結果と第二次安倍内閣の課題」と題する講演内容。

「公示前からメティアは世論調査をした。民主党政権への怒りと失望は臨界点を超えていた。選挙予測報道は勝ち馬志向。自分の票を死に票にしないために勝ちそうな党に入れることがある。中選挙区制では判官びいきが顕著。当落線上と言われると、ニンマリする傾向あり。自民党はそこそこの勝利。大敗北した時より票数は減らした。基礎体力はある。投票率が下がったので政権が取れた。自民党の基礎体力は一千四百万票。自民党は小泉内閣当時の基礎体力を取り戻した。小選挙区制反対論が出て来た。多様な政党が良いという意見。侍講体制は未来永劫なのかは疑問。中長期的には自公体制は安定しない可能性あり。民主党三代の内閣と比較すると今度の安倍内閣は重厚。安倍氏は党内に敵を作るべきではない。安定感の演出は間違ってはいない。安倍さんらしさとは何なのか。安倍さんに親しい人ほど総裁選立候補を止めた。安倍さんは『自民党が生まれ変わるには自分が総裁になるとかない』と言った。安定性を追求するとともに、安倍でなければいけないということを示さねばならない。自民党総裁が憲法改正問題を堂々と出して選挙に臨んだのは初めて。組織化された少数者による多数者への支配が政治の原理」。

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