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2012年12月 9日 (日)

『故黄昭堂主席を偲ぶ会』における登壇者の発言

『故黄昭堂主席を偲ぶ会』における登壇者の発言。

王明理台湾独立建国同盟日本本部委員長「いまだに信じられない。昨年の今頃、父の墓参(王明理さんの父君は台湾独立運動指導者で、黄昭堂氏の恩師である王育徳氏)をして、私が台湾独立聯盟日本本部の委員長になったことを報告すると、父の『黄昭堂氏など先輩の話を聞いて職務を果たせ』という言葉が聞こえて来た。その時、宗像隆幸さんから『黄昭堂氏が亡くなった』という電話があった。信じられなかった。あのときのショックが今も続いているように思う。私や母は黄昭堂さんに頼ってやって来たことを知った。蔡英文さんが総統選で敗れた。陳南天先生が新しく台湾独立建国聯盟主席になった。馬英九は習近平の中国共産党総書記就任に祝電を送った。習近平は返電で『中華民族のすばらしい未来を共に創造することを希望する』と述べた。中共と国民党がここまでの言葉を交わしたことはなかった。しかし台湾の人々は大問題だとは思っていない。『中共から攻められなくて済む』という安易な考えがある。平和のうちに国共が手を結べば、日米は手が出せない。台湾国家誕生まで努力していきたい」。

黄正澄氏(ご遺族)「皆さんとの会合が父は好きでした。本日の会合を父は喜んでいると思う。先週台北での音楽会が開かれ、父の気持を分かっていた方々に多く集まっていただいた。

父は幸せだった。皆様の支援と友情で父は頑張って来ることができたと思う」。

宗像隆幸氏「一九六〇年に『台湾青年』が発刊した。数年以内に国民党を追い出して台独が出来ると信じていた。私は六一年から『台湾青年』の編集に携わった。新しいメンバーがどんどん入って来た。組織化が行われ、中央委員長の黄昭堂が就任。連盟本部を南元町に作った。留守番兼仕事の監督、秘書役が必要という事で私が引き受けた。数えきれないほど生死を共にした。予期しない危険が迫った。陳純真スパイ事件で七人の同志が二十六日間ぶち込まれた。黄昭堂氏は五十年間、医大で政治学を教えた。大学には一週間に一度行けばいいので活動ができた。陳南天台湾独立建国連盟主席は、一九四五年生まれ。早稲田大学に学び、コロンビア大学に留学。台湾独立聯盟アメリカ本部副主席に就任。運動の専従になった。博士課程で学問をしていたのに台独運動に飛び込んだ。信頼できる。蒋経国が帰国禁止にした。日本人のパスポートで堂々と台湾に帰った」。

陳南天台湾独立建国連盟主席「『自分は幸せだ。素晴らしい人生だ』と黄昭堂主席は言っていた。台・日・米の安全保障について深く議論した。台湾の安全はアメリカと日本にとって重要。『台中平和条約』が締結されれば、中国は何もしないで台湾を呑みこむことになる。台湾の若い人には台湾人意識が強い。十八歳から二十九歳の若い人は八十五%が『自分は台湾人であって中国人ではない』という意識。しかるにどうして選挙で負けるのか。馬英九政権は若者に投票させないために投票時間を短縮している。台湾人は、自分の国をつくる自信を持たねばならない。日米台は一緒に台湾を守る。台湾を守ることは日本とアメリカを守ることになる」。

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挨拶する陳南天台湾独立建国連盟主席

中津川博郷前衆院議員「台湾は立派な独立国家らなってもらいたい。台湾建国の原点が台湾独立建国聯盟」。

住田良能産経新聞相談役「一九七〇年代初め、産経と台湾との交流の中で、黄先生との交流が始まった。先生が亡くなって私の心の中に大きな穴が開いた。慈愛に満ちた巨大な存在であった」。

郭孫雪娥さん「主人も『二・二八』で殺されかけた。バナナ船の船底に隠れて日本に来た。五年後、私も娘を連れて日本に来た。火焼島(政治犯収容所があった台湾の島嶼)に慰問袋を送った。黄昭堂さんが亡くなったと信じられない。台湾に行っていると思っている」。

黄文雄拓殖大学客員教授「黄昭堂氏はみんなが嫌がることを自らすすんでやった。尖閣問題に詳しい黄昭堂氏が亡くなったのは残念。陳南天新主席は、情熱は誰にも負けない。学問の面でも数学の天才。自分の全てを台湾に捧げている。七〇年代にアメリカに行った時、彼の家に泊まり世話になった。台湾人の情熱と決意で台湾独立を達成させる」。

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