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2012年12月 9日 (日)

『現行占領憲法』の亡国性

国家の基本法たる『憲法』は、その国の歴史と伝統を踏まえていなければならない。憲法の基軸に伝統性・歴史性が無ければならない。特にわが国のように建国以来三千年の歴史と伝統を有する国は然りである。

『大日本帝国憲法』は、日本の歴史と伝統を基軸にして制定された。明治天皇が発せられた「告文」に「皇祖皇宗ノ遺訓ヲ明徴ニシ、典憲ヲ成立シ、条章ヲ昭示シ、内ハ以テ子孫ノ率由スル所ト為シ、外ハ以テ臣民翼賛ノ道ヲ広メ永遠ニ遵行セシメ、益々国家ノ丕基ヲ鞏固ニシ八洲民生ノ慶福ヲ増進スヘシ。茲ニ皇室典範及憲法ヲ制定ス。惟フニ此レ皆 皇祖皇宗ノ後裔ニ貽シタマヘル統治ノ洪範ヲ紹述スルニ外ナラス」と示されている。そして第一章第一条には、「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」と定められている。

しかるに、『現行占領憲法』には、祖国日本の伝統性・歴史性が全くと言っていいほど欠如している。「前文」には、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」と書かれている。これは「東條内閣によって開始された侵略戦争は二度と再び行いません」という詫び証文である。過去の歴史についてはわずかにこれだけしか触れられていない。しかも、日本国を侵略国家とする「自虐史観」なのである。

『現行占領憲法』第一章第一条には、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」と書かれている。肇国以来連綿として続いている天皇を君主と仰ぐ日本國體の歴史的伝統性は全く書かれていない。「主権の存する日本国民の総意に基づく」というのは、西洋の「国民主権論」を基軸とし、日本國體の時間的連続性、歴史的伝統性を全く無視している。

歴史を忘却した国家・民族は亡国の道を辿ると言われている。『現行憲法』はまさに亡国憲法である。一日も早く無効を確認し、正統憲法を復元しなければならない。

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