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2012年12月23日 (日)

日本傳統信仰の回復が人間と自然の荒廃を根源的に解決する

近代科学技術文明が人間生活を便利にしたことは事実である。しかし、近代科学技術文明は自然を破壊し、人間生命をむしばみ、地球を危機に陥れてゐる。

生命尊重、自然保護、公害追放と言っても、政治・経済・科学技術によってそれを全面的に解決することはできない。自然破壊が人間の心を荒廃せしめる大きな原因になってゐる今日、わが民族の祖先は、古代から神々の鎮まる緑豊かな『神社の森』『鎮守の森』を大切に護って来た生活そのものが大きな意義を持つ。わが國の自然を大切にする心=自然保護の精神は、歴史的にも文化的にも『神社の森』『鎮守の森』がその原点である。

日本の伝統信仰は自然神秘思想であることは間違ひないが、全てを神や仏といふ絶対者の支配に任せ、科学的思考・合理的思考を拒絶するといふ考へ方ではない。むしろ日本民族は実際生活においては、きはめて合理的・科学的な生活を営んできた。

近代科学技術文明による自然破壊・人間破壊の危機を救済するには、稲作生活を基本とした神代以来の天皇中心の祭祀国家・信仰共同体を今日まで保持しつつ、西洋文化・文明を受容し、それを発展せしめ、もっとも発達した工業国なった日本の精神伝統が大きな役目を果たすと考へる。科学技術国家でありながら、太古からの信仰が今日においても生き続けている日本が、現代の混迷を打開する役割を果たすべきである。

情報科学の驚異的な進歩発達を見ても明らかなように、多様性の社会となり、これからの世界は様々な情報や考へ方が氾濫し錯綜する時代となってゐる。様々な情報の中から自分に適したもの必要なものを選択する時代となってゐる。それは、一神教の世界ではなく、多神教の世界という事が出来る。

「生きとしけ生けるもの・ありとしあらゆるものは、神の命のあらはれである」といふ日本傳統信仰を回復することが人間と自然の荒廃を根源的にそして自然に解決すると思ふ。

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