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2012年12月 8日 (土)

「神道指令」について

 占領軍の日本弱體化のための重要な策謀の一つである「神道指令」(昭和二十年十二月十五日)で、はじめて「國家神道」という言葉が使われた。國家權力と神社神道とが一體となって他の宗教を圧迫し日本を戦争の駆り立てたというのがこの「國家神道」という言葉の根底にある。このような言葉と概念に基づいて有史以来のわが國傳統信仰の祭式による英靈への慰靈を「憲法違反」だとか「軍國主義的行為だ」とか「政教一致だ」とか言って非難している。これは大きな誤りである。

 神道祭式・神社は、わが國の稲作を基本とする共同體の生成と共に生まれた。神道祭式は、國家という共同體の不離一體の関係にある。五穀の豊饒を祈り収穫に感謝する祭りは個人の宗教行為というよりも共同體(村)全體の行事である。神社神道が共同體(小さくは家大きくは國家)と一體なのである。日本傳統信仰たる神道そしてその祭りの場である神社は、國・町・村・家という共同體と共に生まれ守られ続けてきたのである。

 「神道指令」は日本を弱体化するために、共同體國家日本と一體である神社神道を、普通一般の教団宗教と同一視して、強制的に國家と分離し解體しようとしたのである。そして「神道指令」は、わが國の歴史と傳統を否定し、道義の根幹を破壊しようとしたのである。その結果が、靖國神社問題であるし、今日の日本の道義の頽廃である。

 大東亜戦争後の「神道指令」に始まる靖國神社をはじめとした「神社神道」への圧迫は、自然信仰・祖靈崇拝を基幹とするわが國傳統的民族信仰の破壊である。

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