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2012年11月21日 (水)

小沢一郎に期待し、支持するのは間違っているし、危険である。

今日の混迷する政治状況のなかで、小沢一郎氏に期待し、支持する人がまだいる。しかしこれは間違っているし危険である。

小沢一郎氏は、「私の基本理念」と題する論文で、「私たちは、『共生』を新しい國づくりの理念として、あらゆる面で筋の通った『公正な國・日本』をつくる。そのために、國民一人一人が自立し、國家としても自立することを目指す。」と主張してゐる。そして、『朝日新聞』平成二十年六月二十二日号において小沢氏は、「僕の主張はある意味で革命である。明治維新をもう一度やろうということ」「世の中を根っこから変える」と語った。

大変勇ましい発言なのだが、一体、小沢一郎氏の目指す「革命後の日本」「根っこから変った日本」とはどういふ日本なのか。現代日本に変革が必要なのは言ふまでもない。現代における真の変革とは「戦勝国支配体制」の解体である。それこそが「明治維新をもう一度やらう」といふことだ。

明治維新の基本精神たる「尊皇攘夷」は、萬世一系の日本天皇を中心として國民的団結と統一を図り、祖國の自主独立を達成するといふ精神である。今日の日本においては、『占領憲法』をはじめとした戦勝國から押し付けられた様々な事象を祓ひ清め、天皇中心の國體を明らかにして、日本の自主独立を回復するといふことである。

ところが小沢氏は、その『ウェブサイト』で「日本國憲法の基本理念は不都合はない。時代が変わっても普遍の原理、理想として掲げていてなにもおかしくない」と語ってゐる。

しかし、『現行占領憲法』は、成立過程は言ふまでもなく、その「基本理念」にも祖國日本の独自性は全くなく、わが國を戦勝國の従属下に置くところの「國民と國家の自立」とは正反対の「戦勝國」の押し付け思想である。

「日本國憲法の基本理念」とは、「平和主義」「國民主権」「基本的人権の尊重」の三つである。「平和主義」とは、「我が國は侵略戦争をした悪い國であった。今後は武力・戦力・國軍を持たない。侵略阻止のための武力行使はしないし、国防戦争もしない」といふ敗北思想である。「国民主権論」とは、西洋や支那大陸のやうな君主と人民とが「國家意思を最終的に決定する権限」を奪ひ合った歴史は全くない君民一体の信仰共同体たるわが國の國柄と絶対相容れない國體破壊につながる思想である。「基本的人権の尊重」とは、「人権尊重・個の尊重」を全てに優先させることがかへって人権を蹂躙し、個人の尊厳性を奪ふことになった今日の我が國の荒廃の根本原因の思想である。

わが国を根っこから変わらせるという表現も危険である。わが國の「天皇を祭祀主と仰ぐ國體」は絶対に護持しなければならない。

日本の自立を妨げてゐる元凶である『現行占領憲法』の基本理念を墨守する思想の持ち主に、「國家としての自立を目指す」とか「明治維新をもう一度やる」などと言ふ資格は毛筋の横幅ほどもない。

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