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2012年10月 6日 (土)

「皇室典範」及び「女性宮家創設に関する論点整理」について

政府は五日、「女性宮家創設に関する論点整理」を公表した。天皇・皇室は、神聖不可侵の御存在である。天皇・皇室の御事に関して国民や権力機構が、「皇族の身分を与える」とか「与えない」とかを議論したり、決定することは、天皇・皇室への重大な冒瀆であり、國體破壊である。

また、来年の通常国会に「皇室典範改正案」の提出を目指すという事だが、『皇室典範』は、天皇の勅定であるべきであって、議会や権力機構や臣下国民が容喙することがあってはならない。

それもこれも『現行占領憲法』の「(天皇の)地位は主権の存する日本国民の総意に基づく」などという日本國體を全く否定した規定が根本原因である。

明治二十一年五月二十五日から六月十五日にかけて、枢密院で『皇室典範』について審議が行はれ、井上毅(法制局長官・枢密院書記官長)「皇室典範を以て国会の議に附するときは、人民相集まりて、皇室の家格を妄議し、却て皇室の尊厳を冒瀆するに至る虞あり」と述べた。

今日の状況はまさに井上毅の言った通り「人民相集まりて、皇室の家格を妄議し、却て皇室の尊厳を冒瀆するに至る虞あり」ではないだろうか。

戦後、『皇室典範』が『占領憲法』の下位法になり、皇位継承といふ皇室の重大事が権力機構である衆参両院で多数決によって決められてしまうようになったのは、重大なる傳統破壊・國體隠蔽であり、厳密・厳格に言へば「國體破壊」への道を切り開くものである。

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