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2012年10月27日 (土)

日本主義および日本精神について

日本主義の基底を為す日本精神は、マルクスレーニン主義・毛沢東思想といふやうな個人が説いた思想・主義即ちイデオロギーではない。孔子やキリストやマホメットの説いたやうな教義・教条でもない。日本精神・日本伝統信仰は、日本民族の悠久の歴史と共に発展し継承されてきたものである。

日本伝統思想・日本精神は、日本民族の歴史と生活と信仰に根ざし、そこから生まれてきた「天皇仰慕・天神地祇崇拝(祖先と自然の霊を尊ぶ心)・父母兄弟を尊ぶ心」である。そこから明朗心・清明心・武の心・慈しみの心・むすびの心・神人合一(すべてに神を観る心)・天皇仰慕の心・まつりの心などの倫理精神が生まれた。

日本精神は、日本として真に日本たらしめてゐるもの、これなくば日本及び日本人が、存立できないものであって、理論的・教条的に説明できない。日本精神とは、天皇を中心とする國體より発生し継承されてきた国民精神である。

さういふ精神を根幹として日本国をそして世界を変革しようとする行動的な思想が日本主義である。日本主義は、自然に祖先から継承され生活の中に息づいてゐる国を愛する心・郷土を思ふ心とは違って行動的である。

日本精神を実践し行動し実現する「主義」を日本主義といふ。一貫不変不動の日本精神を覚醒し、日本精神をその時代において実現せんとする主張であり政策であり主義である。日本主義とは、日本精神から噴出してきたところの現代日本を政治・経済・社会的に変革しようとする一つの行動原理と言い得る。そしてそれがより過激になれば、直接行動を伴ふ。

行動原理と言っても、秩序だった理論大系はもとより無いのである。しかし秩序だった理論体系が無いといふことは、見方を変えれは包容力があり柔軟だといふことである。良きものは受け容れ、悪しきものは捨てるのだ。さういふ意味で柔軟ではあるが強靭である。

明治維新も大化改新も外国から具体的改革策を取り入れてゐる。しかし根本には尊皇愛国・敬神崇祖・万民和楽の日本精神があった。それを基礎としての具体的改革であった。

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