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2012年10月22日 (月)

『古事記一三〇〇年出雲大社大遷宮特別展・出雲ー聖地の至宝ー』展を参観して

今日参観した『古事記一三〇〇年出雲大社大遷宮特別展・出雲ー聖地の至宝ー』展は、「神話の国、出雲。荒神谷遺跡(こうじんだにいせき)、加茂岩倉遺跡(かもいわくらいせき)から、大量の青銅器群が発掘され、この地が古代の青銅器大国であったことが知られるようになりました。また2000年に出雲大社の境内から出土した宇豆柱(うづばしら)は、太い杉の丸太を3本束ねており、かつてそびえ建つ神殿が造られたことを物語っています。現在、出雲大社では60年ぶりに本殿の修復や檜皮葺(ひわだぶき)の屋根の葺き替えが進められています。この事業は20133月に完了し、5月には御祭神を仮殿から本殿に遷座する「平成の大遷宮」がおこなわれます。また、今年は出雲を舞台とした神話や出雲大社創建についても語られている『古事記』が編纂されて、ちょうど1300年の記念の年にあたります。これを機に出雲大社の宝物をはじめ、島根県を代表する文化財の展示をとおして、独特の文化を形作った聖地、出雲を紹介いたします」(案内書)との趣旨で開催された。

銅剣(国宝・弥生時代)・銅戈勾玉(重文・弥生時代)・『古事記』道果本(南北朝時代)・後醍醐天皇宸翰剣代綸旨(重文・鎌倉時代)・杵築大社造営遷宮勘例案(重文・鎌倉時代)・宇豆柱(重文・鎌倉時代)・摩多羅神坐像(鎌倉時代)・色々糸威胴丸(重文・室町時代)・観世音菩薩立像(重文・飛鳥時代)などを観る。

出雲大社には二十年ほど昔、参拝した。須佐神社・日御碕神社・熊野大社・神魂神社なども巡拝した。懐かしい思い出である。神々しい神秘的雰囲気の溢れる神社ばかりであった。確かに出雲は神話の国である。何となく懐かしい思いがした。やさしい神々が居られるような気がした。

展示品の「宇豆柱」とは、平成12年から13年にかけて、出雲大社境内遺跡から杉の大木3本を1組にし、直径が約3mにもなる巨大な柱である。出雲大社の棟を支える棟持柱(むなもちばしら)である。境内地下を流れる豊富な地下水のおかげで奇跡的に当時の姿をとどめて出土したという。直径が最大で約6mもある柱穴には、人の頭の大きさかそれ以上の大きな石がぎっしりと積み込まれ、世界に例のない掘立柱の地下構造であるという。柱の配置や構造は、出雲大社宮司の千家国造家(こくそうけ)に伝わる巨大な本殿の設計図とされる「金輪御造営差図」(かなわのごぞうえいさしず)に描かれたものと類似している。まさに『宮柱太く立ち甍高くそびえたり』という言葉通りの神殿が造営されていたことが証明されたのである。神話は決して嘘でも偽りでもなく真実なのである。

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