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2012年9月 8日 (土)

国境線は民族の盛衰に比例して拡大し縮小する

わが国のような海洋国家にとって島嶼は国境線となる。この国境線を定めるのは民族の伝統的生活空間である。ということは、国境線は民族の盛衰(生活力・生命力の強弱)に比例して拡大、縮小するということだ。加えて国境は政治的、軍事的な力量によって大きく変動し、場合によっては他国から侵略され併合される危険もある。したがって平和外交によって領土問題を解決するなどと呑気なことを言っていられなく場合が大いにあるのである。

「国境は前進する」と言われる。これは一面の真理であり、国境の向こう側即ち日本から見るとロシア・韓国・共産支那・台湾の国境線がわが国に向かって前進して来ているのだ。

寸土をおろそかにすれば、それは他の領土の喪失につながる。相手の弱みの付け込み、足元を見て、次々に領土権主張を拡大してくるのが、国際社会の常識だ。韓国や共産支那のこれまでのやり方はまさにそれだ。

共産支那に断固たる処置をとり得ないわが国政府を我々は厳しく追及しなければならない。

わが国政府は第一に、尖閣・竹島・北方領土(南樺太全千島)の領有権擁護について国民に日本の主張の正当性を周知徹底せしめること。第二に日本政府と国民が、尖閣・竹島・北方領土(南樺太全千島)領有権擁護について確固たる信念を示し、国際世論にそれを周知せしめること。第三に、領有権擁護のため経済制度、自衛権発動を含む対応措置を策定することである。それによりはじめて領土の保全を確保し得るのである。

「彼の強大さに萎縮し、円滑を主として、曲げて彼の意に順従する時は、軽侮を招き、好親かえって破れ、ついに彼の制御を受けるに至らん」との西郷隆盛の『遺訓』は、現在でも外交の基本指針であるべきである。

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