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2012年8月 2日 (木)

玄洋社の基本精神について

今日お会いした頭山興助氏によると、筑前勤王党そしてそれに続く玄洋社の基本精神は、

皇御国(すめらみくに)の武士(もののふ)は  いかなる事をか勤むべし ただ身に持てる真心を 君と親とに 尽くすまで

であるとのことである。このことは今日初めて知った。日本民族の基本的倫理精神である「君に忠・親に孝」が歌われている。そして忠義も孝行もまごころを尽くすことである。このことが筑前勤王党そして玄洋社の基本精神であるということは実に以て素晴らしいことである。

今は『黒田節』の一節として人口に膾炙しているが、本来、この歌は、旧福岡藩領で愛唱された「筑前今様」の一節である。「今様」は平安時代中期から流行した歌謡。七五調四句からなる。宮中の節会にも歌われた。

この一節は、筑前勤王党の一員として幕末に活躍した福岡藩家老・加藤司書(かとう ししょ、文政一三年三月五日(一八三〇年三月二八日) - 慶応元年十月二十五日(一八六五年十二月十二日))の作である。

昭和になって、「黒田節」と名を替えて福岡の代表民謡となった。昭和初期に人気芸者歌手である赤坂小梅によってレコード化された。赤坂小梅さんは。頭山満先生が贔屓にされた。私は晩年の赤坂小梅さんにはお会いしたことがある。

東京十二チャンネルと「懐かしの歌声」という番組で赤坂小梅さんが『黒田節』歌った時、ディレクターから「この一節は歌わないでくれ」と言われたが拒否したという話を聞いた。

我が家にある録画ビデオでは赤坂小梅さんは、堂々と「皇御国の武士は…」と歌っておられる。

今日はこの歌が書かれた書幅を拝見した。

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