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2012年8月22日 (水)

『東京財団フォーラム・NATOの「新戦略概念」と日本の協力』における登壇者の発言

『東京財団フォーラム・NATOの「新戦略概念」と日本の協力』における登壇者の発言は次の通り。

カール・マーラーズNATO議員会議議長「日本には『旅は道連れ世は情け』という言葉があるが、日本とNATOとの関係をよく示している。アフガン復興支援およびNATOにとって日本は非常に重要。共通の価値観を持つパートナーシップが不可欠。祖の強化を望んでいる。日本とNATOは同じ安保危機に直面したので、知識を共有しお互いに学ぶことが出来る。ドイツはもっと安全保障に貢献したいがお金が足りない。金融危機で軍にお金をかけることに国民の人気が無い。他の方法を考えねばならない。日本と私たちとは同じ価値観を持ち同じ課題を抱えている。『安保が無ければ自由は無い』とフンボルトは言っている。協力を強化しましょう」。

カール・ハインツ・カンプNATO国防大学研究部長「金融危機は従来とは違う。規模が大きい。大きな国々もかなりの形で影響を受けた。終わりが見えてこない。多くの国々の財政が均衡するまで二、三十年かかる。NATO各国で予算が削減されている。NATOの軍隊は今にも増して介入に制約が出来る。アメリカは戦略的視点をアジアに移していこうとしている。NATOはヨーロッパ中心主義を維持すべきか、アジアにシフトすべきか。『アラブの春』を私たちは歓迎する。NATOはメンバー国の領土と人民と死活的利益の三つを守る。中国からこの三つに対する攻撃が来るとは思わない。福島の後、災害への合同演習を行っている。日本の専門家が来て説明してくれたし議論もしている。サイバー防衛を構築する上での経験の共有と規範が大事」。

ミヒャエル・リューレNATO新規安全保障課題局エネルギー安全保障課長「NATOの行動はグローバルに行っている。しかしNATOはまだ本当の意味の思考回路はまだ来ていない。アフガン徹底後はヨーロッパに戻るべしという意見あり。金融危機で防衛予算が削減されている。しかしNATOはグローバルな思考を持たねばならない。テロ・サーバー攻撃に国境なし。これがグローバル化の暗い側面。シリアで化学兵器が使われている。NATOは情報共有システムを持っている。これを利用して大量破壊兵器のディフェンスが出来る。パートナーとの協力を強化している。日本の信頼できるパートナー国。ミサイル防衛に投資を増やしている。自分で自分を守らねばならない。核の抑止が重要。不拡散をどうやって維持できるかを討論している。アジアに目を向けている」。

鶴岡路人防衛研究所主任研究官「ヨーロッパにとってアジアの安全保障は関係ないと思う人が多い。しかしヨーロッパではアジアの安保がヨーロッパに影響を与えるという関心が高まっている。イラクで日本の自衛隊とヨーロッパの軍との接触があり協力がある。シブチに自衛隊の哨戒機を置いている。隣はEUの軍隊がいる」。

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