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2012年7月 3日 (火)

『祭祀』について

神道の基本行事は、神を祭ること即ち「祭祀」である。「祭り」とは神に奉仕(仕へ奉る)し、神の御前において自己を無にして神の御心に従ひ奉ることである。つまり神と自己との一體を確認し、神の御心のままに勤めることをお誓ひする行事である。「まつろふ」とは、神のご命令に従ひ奉仕しさらに實現しその結果をご報告するといふ意味である。祭祀は、神人合一の行事である。

「祭祀」とは、「始まりの時」に行はれた行事を繰り返し行ふことによって、「始まりの時」に回帰する行事である。日本神道の祭りは、お祓ひ、祝詞奏上、玉串奉奠などを行ふことによって、罪けがれを祓ひ清めて、人としての本来の姿に立ち帰るといふ行事である。

「祭祀・まつり」は、「元初の時」すなはち日本神話冒頭の「天地初発之時」への回帰である。天地生成の神聖なる時間を今に再生することが「祭り」である。「祭祀」は毎年周期的に元初のままに現實の歴史を超越して無関係に永遠に繰返される。

「祭祀・まつり」といふ行事によって實感される天地初発・原初への回帰とは、罪穢れを祓ひ清めることである。それが現實生活の倫理的精神的な秩序維持となる。現實生活の中における精神・魂そして生活の新生となる。

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